走破性や快適性がジャンプアップした新型「フォレスター」と非日常へ

今回で5世代目となる新型フォレスターは、新世代プラットフォーム「SGP(SUBARU GLOBAL PLATFORM)」の採用によるクルマとしての基本性能の進化をはじめ、SUBARU初の乗員認識技術「ドライバーモニタリングシステム」、伝統の水平対向エンジンと電動技術を組み合わせた「e-BOXER」など、新しいトピックも満載している。

デザインはキープコンセプトながら、中身はまったくの別物だ。ボディサイズは全長4,625×全幅1,815×全高1,730mmとなり、先代モデルよりもひと回り拡大。後席のゆとりや積載力が大きく引き上げられているため、これまで以上に家族や仲間との旅が快適になる。

また、伝統のシンメトリカルAWDや進化した「X-MODE」も採用。ノーマルモードに加え、雪道やジャリなど滑りやすい道では「スノー・ダート」モード、深雪やぬかるみといったタイヤが埋まってしまうような道では「ディープ スノー・マッド」モードへと切り替えられるようになった。

また、コーナリング性能や危険回避を向上させるアクティブ・トルク・ベクタリングも全車に標準となっている。

パワートレーンのバリエーションは2種類。直噴化に加えて部品の約90%刷新した新開発の2.5L水平対向4気筒・直噴エンジン(184ps/239Nm)、もしくは2.0L水平対向4気筒・直噴エンジン(145ps/188Nm)にモーター(13.6ps/65Nm)を組み合わせた「e-BOXER」から選べる。

いずれもトランスミッションはCVT(パドルシフト付き)、駆動方式は常時AWD。JC08モード燃費は前者が14.6km/L、後者が18.6km/Lとやや物足りなさを感じるものの、アイドリングストップを備え、レギュラーガソリン仕様という点も救いになるだろうか。

もちろん安全装備は充実している。全車に標準となるアイサイト(ver.3)には、前後方の自動ブレーキや誤発進抑制、全車速追従式クルーズコントロール(ACC)、ステアリングの自動制御を行うツーリングアシストなどが組み込まれ、スバルが掲げる「安心・安全」を高次元で体現している。

また「e-BOXER」では、ドライバーの顔を認識して安全運転を見守る「ドライバーモニタリングシステム」や、ACCにECOクルーズコントロールが備わる。

5月中旬から始まっていた先行予約では、約1ヶ月で4,119台の注文が入り、グレード別では「ドライバーモニタリングシステム」と「e-BOXER」を搭載する最上級グレード「アドバンス」が全体の40%ほどを占めているという。ただし、この「アドバンス」だけは9月14日に遅れての発売となる。

■グレードおよび価格
フォレスター ツーリング=280万8,000円
フォレスター X-BREAK=291万6,000円
フォレスター プレミアム=302万4,000円
フォレスター アドバンス=309万9,600円

(zlatan)