新型スイフトスポーツのボディサイズは、全長3,890×全幅1,735×全高1,500mm。ノーマルのスイフトから前後トレッドを30mm拡幅し、よりワイド＆ローなスタイルを獲得しながら直進安定性や旋回性能を向上させている。

驚きはその車重で、現代のクルマに求められる装備や衝突安全性を確保しながら、先代モデルから70kgの軽量化を実現している。この軽さはもちろん、キビキビとしたハンドリングや俊敏なフットワークに好影響をもたらす。

エンジンは専用チューンの1.4リッター直噴ターボ“ブースタージェット”を搭載。ターボ過給圧制御などの専用チューンとハイオク仕様への変更によって、最高出力140ps/5,500rpm、最大トルク230Nm/2,500～3,500rpmを発生する。

6速MTは、2～5速をクロスレシオ化した先代モデルと同じギヤ比を採用し、トルクアップがそのまま駆動力に伝わる“走りに特化”したセッティングとされている。6速ATには、ステアリングにパドルシフトが備わる。

エンジン性能の向上に合わせ、シャシーやブレーキ性能なども強化。もちろんエキゾーストノートにもこだわり、トルクの盛り上がりとともにドライバーのテンションを高めるサウンドを響かせる。

内外装もスポーティなキャラクターを強調した仕立て。外装では専用バンパー＆グリル、ルーフエンドスポイラー、切削加工とブラック塗装を施した17インチアルミホイールなどを纏う。ブラックを基調にレッドアクセントを加えた内装やいかにもホールド性の高そうなスポーツシートも、ドライバーの気分を底上げする。

そして、価格。衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱抑制機能などの今どきの運転支援システムはセーフティパッケージ（8万6,400円）としてオプション扱いながら、183万6,000円（6速MT）／190万6,200円（6速AT）という設定は嬉しい限りだ。

（zlatan）

画像元：スズキ株式会社