優等生からチョイ悪へ……、「カムリ」がアグレッシブな変貌を遂げた

控えめで大人しくて無難……、フルモデルチェンジを果たした新型カムリは、そういった従来までのイメージをすべて覆している。

そのデザインは、エネルギッシュにしてチョイ悪風。キーンルックを採り入れたスリムなアッパーグリルと大きく口を開けたロアグリルの対比は強烈で、3層に重なったLEDクリアランスランプが奥行き感を表現している。

ボディサイズは、全長4,885(先代比+35)×全幅1,840(同+15)×全高1,445mm(同-25)。低いベルトラインや安定感と抑揚のあるデザイン処理も相まって、ロー&ワイドなスタイルを際立たせた。

エクステリアが強烈な印象を残す一方、インテリアはすっきりと上質な雰囲気にまとめられている。段差の少なさやディスプレイを曲線で囲うライン使い、継ぎ目のない金属調加飾など、随所に工夫が見られる。

トヨタの次世代プラットフォーム・TNGAを採用し、前後の重量バランスや重心高、車両の安定性を高めた走りにも注目だ。

パワートレーンは、最大熱効率を41%まで引き上げた2.5リッター直4エンジンと電気モーターを組み合わせ、システム最高出力211psのパワーとJC08モード燃費33.4km/L(Xグレード)を両立。

足回りはフロントに新開発のマクファーソンストラット式、リヤは従来のストラット式からダブルウィッシュボーン式に変更している。

安全面では、現時点でトヨタ最良の衝突支援パッケージ「セーフティセンスP」を標準装備する。

■グレードおよび価格
X=329万4,000円
G=349万9,200円
G “レザーパッケージ”=419万5,800円

(zlatan)

画像元:トヨタ自動車