京都でそれは「あきまへん!」 日本人も気にしたい「京都のマナーリスト」が秀逸

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日本人にとっては「当たり前」なことも多いが、スマートにエスコートするためにも、外国人だけでなく日本人も知っておきたい京都ならではの観光マナーを今一度おさらいしておこう。

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■路上喫煙

あきまへん度:★★★★★

烏丸通と河原町通、御池通、四条通に囲まれた中心市街地や、清水寺・祇園周辺、JR京都駅周辺と観光に欠かせないエリアで路上喫煙が禁止で、違反者は千円の過料を徴収される。外国の方にはまだまだ周知が難しいようで、市によると、昨年4~9月の過料徴収者1,843人のうち、外国人は216人で11.7%を占めていたそうだ。

 

■むりやり舞妓さんの写真を撮る

あきまへん度:★★★

京都の街を歩いていると、舞妓さんに出会うこともしばしば。観光客にとっては是非写真に収めたいところだろうが、お客さんのところへ急いでいる場合もあるので、無理矢理一緒に写真を撮ろうとするのは御法度だ。

 

■横に広がって歩く

あきまへん度:★★★

京都の道はとにかく狭い。河原町や四条通というメインストリートですら狭く、3人も並べば相当邪魔なので気をつけたいところだ。

 

■自転車の路上放置

あきまへん度:★★★★★

京都の移動はバスがメインだが混雑度も高いので、自転車がかなり便利。とはいえ、駐輪場がとにかく少ないのが難点だ。筆者は学生時代、「ちょっとだけ」とその辺に止めては一瞬で撤去され、結局バスでかなり遠くの保管所まで行って2,300円払って取り返す……ということを3回やったので、事前の駐輪場リサーチをおすすめする。

 

■タクシーのドアを自分で開閉する

あきまへん度:★★

日本のタクシーのドアが自動開閉なことは、外国人にはあまり馴染みがないようだ。

余談だが、京都で有名なクローバーのマークのタクシー、普通は三つ葉なのだが、まれに四つ葉のものも走っており、それに乗れると幸せになれるとかなれないとか……?

 

■帽子やサングラスをしたまま拝観する

あきまへん度:★★★

日本人でもドキッとした方がいるかもしれない。敬意をもって参拝することが大切だ。

 

■畳に土足であがる

あきまへん度:★★★

日本人なら当たり前だが、畳は土足禁止。スリッパも脱いだ方が良い、ということは意外と知らない日本人もいるかもしれない。

 

■ゴミのポイ捨て

あきまへん度:★★★★★

世界一美しい街を目指す京都、ゴミのポイ捨ての罰金は何と30,000円だ。

 

■古い家屋や物品をむやみに触る

あきまへん度:★★★

国宝や重要文化財だらけの京都。取り扱いには十分すぎるほどの注意をしたほうが無難。

 

■社寺で大声で騒ぐ

あきまへん度:★★★

当然ながら社寺はテーマパークではないので、心静かに拝観を。

 

■撮影禁止の社寺での撮影

あきまへん度:★★★

撮影の可否についてはたいてい掲示があるので必ず確認しておこう。

 

■チップを渡す

あきまへん度:★

こちらも日本人にとっては普通だが、日本各地と同じように京都もチップは不要。感謝の気持ちはチップよりも「おおきに!」の一言で。

 

■自転車の酒酔い運転

あきまへん度:★★★★★

自転車での飲酒運転は日本人でもよく見かけるが、100万円の罰金または5年以下の懲役が科されるれっきとした犯罪だ。

 

その他の「あきまへん」は下記の通りだ。

■飲食店に食べ物やドリンクを持ち込む……あきまへん度:★★
■レストランのドタキャン……あきまへん度:★★★
■順番に並ばない……あきまへん度:★★★★★
■優先席に座る……あきまへん度:★★★
■線路近くでの危険な写真撮影……あきまへん度:★★★
■トイレをきれいに使わない……あきまへん度:★★★

 

この夏はマナーに気をつけて、京都を思いっきり楽しんでおくれやす。

(オカダヒロタケ)

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*風景 / PIXTA(ピクスタ)