「ホテルグランヴィア京都」で寛ぎながら五山の送り火を愉しむ夜

ホテルグランヴィア京都は客室数も535室と多く、スタンダードからデラックス、セミスイート、エグゼクティブスイート、眺洛スイート等々、ゲストの希望の用途に応じた部屋が用意されている。

ラグジュアリーな客室をそろえた高層階のグランヴィアフロアは、エレベーターホールにはセキュリティドアが設置されており、京都観光やレストランの予約などきめ細かくゲストのニーズを聞いてくれる専属コンシェルジュが在中するのも心強い。買い物や公共の交通の便など事細かに聞くことができる。

グランヴィアフロアの宿泊者はグランヴィアラウンジが利用できるのはもちろん、3階のプール&フィットネスジムを自由に利用できる。普段からスポーツジムを利用しているゲストにはこのサーヴィスは嬉しい。

せっかくの夏の京都、食事は納涼床での京会席をと思われるご一行には納涼床の食事付きのプランがあるので利用するのもよいだろう。

大きな窓のある部屋で寛げば、遠く山並みが京都の街を抱え込んでいるのが見える。京都が盆地であることが改めて思い起こされる。

五山の送り火に灯が燈される時刻が迫ってくる。あたりがいよいよ暗くなってくると、山の輪郭の内側にチラチラと光る住宅の灯りが浮かびあがり、眼下には碁盤の目状の街路を行きかう車のヘッドライトとテールランプの光が目に飛び込んでくる。そのせいであちらこちらにある鬱蒼とした鎮守の杜がより一層深い闇に感じられるのだ。

と、遠く山の中腹あたりにポッとオレンジ色の灯が点いた。

徐々に灯りが「大文字」「妙法」「舟形」「鳥居」の形に変化してゆく。やや影になる部分もあるが、快適な部屋にいながらにして年に一度の京都の夏の風物詩である送り火が一度にいくつも見ることができる。

日ごろ信仰心とは縁のない生活を送っていても、脈々と続く伝統ある行事に触れると遠い祖先に感謝の気持ちが湧いてくる。優雅で贅沢な上質のホテルからの贈り物である。

住所:京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル
電話:075-344-8888
サイト:http://www.granvia-kyoto.co.jp/

 

(小椚 萌香)

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