■Cセグメント市場の拡大
グローバルで見れば概ね自動車メーカーの業績は好調だ。高級車メーカーもブランド力を背景にCセグメントに属するプレミアム・コンパクトというジャンルを確立。先進国から新興国まで、様々なマーケットで前年比プラスの業績を残している。
今やメルセデス・ベンツでさえ150万台を超える総販売台数の2割以上がプレミアム・コンパクトなのだ。スポーツ・コンパクトのAクラス、マルチパーパスのBクラス、4ドアクーペのCLAクラスの3モデルで昨年は37万台を超える販売数を記録。今年半ばからSUVのGLAクラスも加わって、そのターゲットを拡大。さらにボリュームアップを図るだろう。
■GLAの人気のヒミツは?
日本では2リッターのターボエンジンと4輪駆動を組み合わせた『GLA250 4マチック』を先行発売。そして、この秋にはGLAクラスのラインナップが全グレード出揃った。
エントリーグレードの『GLA180』は344万円という戦略的な価格を設定。1.6リッターのターボエンジンを搭載する前輪駆動のモデルだが、パフォーマンス的にも普段使いならコレで十分だ。
SUV特有のスポーティかつ力強い存在感あるデザイン、立体駐車場に収まる1,550mm以下に押さえた車高は、イマドキのスマートカジュアルなライフスタイルに符合する。
ブランド力はお墨付き。フロントグリルに輝くスリーポインテッド・スターが威光を放つ。
横軸で見渡せば、ライバルはBMW X1(377万円~)、アウディQ3(390万円~)、レンジローバー・イヴォーク(473万円~)、VWティグアン(358万円~)、プジョー3008(344万円)あたりか。
しかし、車高で比較すればX1が立体駐車場ギリギリの1,545mm。少なからず個々の住宅事情が影響するだろう。
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