ラジオ局「J-WAVE（81.3FM）」にて、7月7日（日）22時から特別番組「J-WAVE SELECTION RADIO SAKAMOTO extension “長電話”」が放送される。

この番組は、坂本龍一さんがナビゲーターを務めた「RADIO SAKAMOTO」のextension版。世界に名を残した作曲家、坂本龍一さんの生き方に興味を持つ人は聞いてみてほしい。

書籍『長電話』復刻を祝した特別番組が放送決定

今回放送される「J-WAVE SELECTION RADIO SAKAMOTO extension “長電話”」は、坂本龍一さんと高橋悠治さんの対話を収録した書籍『長電話』と関連して企画された番組。

1984年に坂本龍一さんが主宰する出版社から発刊された『長電話』は、坂本龍一さんと高橋悠治さんという二人の音楽家の対話を収録した書籍。この本はその名の通り、二人の長時間の電話対談を記録したもので、その斬新な手法は多くのアーティストに影響を与えた。

絶版となって久しい書籍だが、この8月に、坂本龍一さんの意志を受け継ぐ図書構想「坂本図書」から同書が復刻版として発売されることが決まった。

これに合わせ、「J-WAVE（81.3FM）」でも『長電話』をトリビュートする形で、RADIO SAKAMOTOをextension版で放送する。

坂本さんと縁深いU-zhaanさんと山中瑶子監督が登場

RADIO SAKAMOTOは、2003年から2023年まで坂本龍一さんがナビゲーターを務めた番組。放送期間中には何度か放送日の変更を行いながらも、2か月に1回の頻度で放送されていた。坂本龍一さんの闘病中には、彼に縁の深いゲストが代役を務めることもあったという。

今回のextension版では、坂本龍一さんと縁のあるタブラ奏者U-zhaanさんと、第77回カンヌ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞した山中瑶子監督が登場し、“長電話”のような対話を行う。

山中監督のデビュー作『あみこ』の公開時には、坂本龍一さんがU-zhaanさんに映画館での“もぎり”を指示したそう。こうしたエピソードからも、坂本さんを通じた2人の親しい関係が垣間見える。

2人の特別なつながりと、坂本さんが彼らに残したものを放送を通じて感じてほしい。

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（IKKI）