熟成による、日本酒の新たな価値と可能性が感じられる1本が登場。
日本酒ブランド「SAKE HUNDRED(サケハンドレッド)」は、14年間の氷温熟成を経たヴィンテージ日本酒「礼比(らいひ)」を数量限定で取り扱う。
販売は5月24日(金)から、購入にはブランドサイトにおける事前登録が必要となっている。長期の氷温熟成を経た日本酒の味わいとアロマを堪能しよう。
3つの異例のこだわりが生んだアロマと味わい
ヴィンテージ日本酒「礼比」は、「氷温熟成14年」「フレンチオーク樽熟成3年」「累乗仕込み」という3つの異例の挑戦により、至高の日本酒を生み出した。
その3つの挑戦について見てみよう。
14年間、マイナス5度以下で氷温熟成
「礼比」は、マイナス5度以下の氷温環境で14年間熟成したという、ヴィンテージ日本酒だ。
氷温熟成を行うことで、10年以上もの歳月を経た熟成酒でありながら、新酒のようなフレッシュな面を持ち、極めてなめらかなテクスチャーを実現させている。
0度を下回る温度では、熟成のスピードは極めて遅くなる。通常、日本酒の熟成は、その変容の過程で「メイラード反応」というものが起こり、醤油の香ばしさにも似た円熟した香りを発する。
しかし、「礼比」は氷温でゆっくりと熟成を進めることにより、その香り成分の発生が極端に抑えられ、瑞々しい華やかさを保ったまま熟成している。
日本酒は熟成させると、深遠な琥珀色に変化する。29年熟成した「現外」は、おおよそ15度で熟成させているため美しいアンバーカラーになっているが、「礼比」の色合いは淡いレモンイエローだ。
氷温熟成ならではの、透明感のある洗練された味わいを楽しもう。
甘やかな樽香を生み出したフレンチオーク樽熟成
同商品は氷温環境の中、ミディアムローストのフレンチオーク樽に3年間貯蔵している。
これにより、エレガントな甘やかさを含んだ樽香、上品なバタースコッチを思わせるトーン、鼻孔をくすぐるアロマが生み出された。
「累乗仕込み」がもたらす濃密な甘み
日本酒の醸造方法のひとつに、仕込み水の一部に日本酒を使用することで、深い甘味と旨味をもたらす「累乗仕込み」製法がある。
同商品は、この「累乗仕込み」製法により、濃密で奥行きのある瑞々しい甘みと、立体感のある旨みを生み出している。
近年、再び注目されている日本酒の「熟成酒」
ワインやウイスキーに比べて、日本酒の熟成酒市場はまだ小さく、評価も浸透していない。
しかし、江戸時代の食べ物百科事典ともいわれる『本朝食鑑』には、日本酒を熟成させることで、味わい・香りともに優れたものになると明記されており、かつて日本酒は、熟成させることで味わいや価値が高まることが広く知られていた。
そんな中、近年では熟成日本酒が再注目されており、さまざまな価値や個性をもった商品が登場している。
“時間”という要素が日本酒にもたらす変化は、未だ未知数だ。熟成温度という要素以外にも、さまざまな変数が絡み合い、永い歳月をかけて深まっていく様相は、日本酒のもつ神秘性と可能性を現している。
「礼比」のブランドサイトでは、さまざまな特別コンテンツを配信している。その味わいや、ペアリングなどのおすすめの楽しみ方、商品開発ストーリーなどを見てみよう。
そして、「熟成日本酒」のもつ魅力を「礼比」で体験してみたい。
礼比
販売開始日:5月24日(金)※事前登録制
製造者:永井酒造(群馬県)
内容量:500ml
価格:165,000円(税込・送料別)
ブランドサイト:https://jp.sake100.com/products/raihi
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000110.000034181.html
(田原昌)