今年3月、世界から惜しまれつつこの世を去った巨匠・坂本龍一さん。
2024年3月28日（木）～4月14日（日）に東京、4月27日（土）と28日（日）に京都で、坂本さんが生前最後に手がけたシアターピース最新作『TIME』が上演される。
無添加石けんのパイオニアであるシャボン玉石けん社が、生前からの縁をつないで同作品に特別協賛。唯一無二の作品の上演をサポートする。
田中 泯 ©Sanne Peper／『TIME』世界初演（2021年 オランダ・アムステルダム）
音楽とダンスとアートが融合する『TIME』
2021年にオランダ・アムステルダムで開かれ、坂本龍一さんがアソシエイト・アーティストを務めた世界最大級の舞台芸術の祭典「ホランド・フェスティバル」にて世界初上演された『TIME』。
坂本さんが全曲を書き下ろし、長年深い信頼関係にあった「ダムタイプ」の高谷史郎さんがヴィジュアルデザインを担当したシアターピースだ。
劇場空間でインスタレーション、パフォーマンス、ヴィジュアル・アートが融合し、演者のパフォーマンス・光・映像・水が一体となって独自の世界を作る。
ダンサー、俳優として国際的に活躍する田中泯さんをはじめ、伝統楽器「笙」を国際的に広めた第一人者で、ジョン・ケージさんや武満徹さんなど世界的アーティストの新作初演も手がけた宮田まゆみさんが出演する。
そして今回の日本初公演では新たに国内外で活躍するダンサー、石原淋さんを迎える。多才なクリエイター陣がスタッフとして参加するほか、製作には世界の舞台芸術界を牽引する著名劇場やフェスティバルもパートナーとして名を連ねる。
宮田まゆみ © Sanne Peper
坂本龍一さんとシャボン玉石けんとの物語
今回、特別協賛を行うシャボン玉石けん社と坂本さんには浅からぬ縁がある。
坂本龍一_PHOTO BY NEO SORA ©2020 Kab Inc.
1999年に日本武道館と大阪城ホールで上演され、約4万枚のチケットが即完売したオペラ『LIFE a ryuichi sakamoto opera 1999』。
「環境との共生」をテーマとしたこのオペラを坂本さんが手がけているとき、環境に配慮した無添加石けんがあるというファンレターをきっかけに、シャボン玉石けんを愛用するようになった。
その縁で同社は『LIFE a ryuichi sakamoto opera 1999』にも特別協賛。先代および現社長と坂本さんとの対談も実現した。
坂本さんの思想がしのばれるエピソードと、そこから生まれた縁が実現させる日本初公演。来春を楽しみに待ちたい。
RYUICHI SAKAMOTO＋SHIRO TAKATANI『TIME』
音楽・コンセプト：坂本龍一
ヴィジュアルデザイン・コンセプト：高谷史郎
出演：田中泯（ダンサー）、宮田まゆみ（笙奏者）、石原淋（ダンサー）
公式サイト：https://stage.parco.jp/program/time
東京公演
日程：2024年3月28日（木）～4月14日（日）
会場：新国立劇場（中劇場）
所在地：東京都渋谷区本町1丁目1番1号
京都公演
日程：2024年4月27日（土）、4月28日（日）
会場：ロームシアター京都（メインホール）
所在地：京都府京都市左京区岡崎最勝寺町13
PR TIMES：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000066.000067163.html
（SAYA）