世界の美食を知る『ミシュランガイド』。今では世界25か国に進出を果たし、掲載レストランは2万軒を超えている。そして、ミシュランガイドを支える不可欠な存在が、究極のミステリー・ショッパー「ミシュラン調査員」だ。
今回、Amazonでの一般販売を開始した『GRAND MICHELIN ミシュラン調査員のことば [特別編集版]』は、その調査員にフォーカスした一冊であり、大型本を特別編集したものとなっている。
謎多きミシュラン調査員の裏側の秘密が明らかに
同書は、フランス、イタリア、スペインなど『ミシュランガイド』発行国の世界25カ国での、ミシュラン調査員たちの旅の軌跡を追う本だ。
彼らが世界中で見たり、発見したり、味わったりしてきたものを知り、さまざまな料理がどうやって生まれたかを理解することで、それらの料理をいま以上に深く味わえるようになるだろう。
世界はおいしいものにあふれている
美食のプロ、ミシュラン調査員は、ふつうの客と同じようにレストランを訪れ、自分たちで代金を支払って食事をする。五感をつねに研ぎ澄ませながら、年間250食を味わう「星」探しの旅。ひとり当たり年間約3万キロの距離を移動しながら、あらゆるものを食べ、さまざまな味にチャレンジしている。
彼らの旅の手帳には、数多くのエピソード、出会い、思い出が綴られている。その旅の記録を同書で見てみよう。
ミシュラン調査員が調査するもの
同書は、ミシュランガイドを支える「ミシュラン調査員」にフォーカスした。
彼らは世界中に覆面で訪れて、年間およそ250食分を食べ歩き、ホテルに160回宿泊し、トータルで600の施設を訪れて、次年度の掲載施設の選別のために報告書を1000本以上提出し、星付けを行う。その「ミシュランの星」の力は絶大であり、仮に、レストランが星を失った場合、経営に大きな影響が出る。その半面、新しく星が付けばレストランの可能性を大幅に広げることができるという、大変な責任が伴う重要なポジションを担っている。
彼らが探しているのは、人々に喜び、感動、豊かさ、共感をもたらす料理を創造している料理人なのだが、意外と知られていないのは、ミシュランの評価する対象は、あくまで皿の上の料理だけということ。つまり、店の雰囲気や装飾の善し悪し、サービスなどは一切関係ないのだ。
このように、日夜調査に明け暮れるミシュランガイドの調査員が、いろいろなレストランで体験したり聴いたり、見たりした内容は、到底、我々の耳には入ってこない。
同書は、彼らが世界中を歩きまわって調べた各国の文化、歴史、特色、エピソード、レシピ、名物料理などを国境の垣根を取っ払い、日本の読者に寄り添った特別編集版としてまとめ上げたもの。
そして、特別編集版のプロデュースを担当したのは、マーケティングプロデューサー/ラグジュアリーインサイトコラムニストの西田理一郎氏となる。
同書から、世界を駆けるミシュランガイド調査員たちの貴重な体験を“味わって”みたい。
GRAND MICHELIN ミシュラン調査員のことば [特別編集版]
出版社:アンドエト
単行本:2,500円(税抜)
電子書籍:2,300円(税抜)
特設サイト:https://deeproot.co.jp/lp/grand-michelin.html
Amazon販売サイト:
単行本 https://www.amazon.co.jp/dp/4910204075
電子書籍 https://www.amazon.co.jp/dp/B0CK1FDH91/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000131483.html
(田原昌)