高品質でボーダレスなデザインの家具とインテリアアクセサリーを提供するブランド「KOYORI」から新しい家具が登場。
無垢の曲木家具を得意とする飛驒産業社、成形合板を得意とする天童木工社という、卓越した技術と歴史を持つ家具メーカーがつくりだす、美しいプロダクトを紹介していこう。
「KOYORI」がデザインイベントで新作テーブルを発表
同ブランドは今年6月、北欧の最新デザインが集結するイベント「3daysofdesign」で新作家具を発表。
パリを拠点とするデザインデュオ「ロナン&エルワン・ブルレック」と、コペンハーゲンを拠点とするデザインスタジオ「ガムフラテージ」がデザインした新作テーブルを披露した。
また、同展のキュレーションは「ガムフラテージ」が手掛け、日本家屋から着想を得たインスタレーションを展示。北欧のクラシックな建築と日本家屋のコントラストを表現した。
Miauテーブル
新しく発表されたテーブルのひとつは、「ガムフラテージ」がデザインした飛驒産業社製の「Miauテーブル」。昨年同シリーズの「Miauアームチェア」を発表し、デンマークの伝統とデザインを再解釈したものとして高く評価された。
無垢材の天板と脚が溶け込むように繋がったデザインが特徴の「Miauテーブル」は、シームレスな接合を実現するために、木部のパーツに緻密な切削加工と精度の高い接合技術を施している。
脚は上部から下部にかけてテーパー加工がされており、無垢材を削り込むことで美しい木目の表情を出している。
Edahaチェア
「Edahaチェア」は「Eda-枝」を表した脚部と「ha-葉」を表した座部分を、全て成形合板で構成するという他に類をみないデザインの椅子。ほとんどが曲線や曲面で構成されているため、加工が非常に難しく、製作に時間がかかる。
メーカーである天童木工社による、最高の技術力だけが実現できたであろうユニークなチェアだ。
ブルレック兄弟のテーブル
「3daysofdesign」では、4月に一足早くローンチをしたブルレック兄弟のテーブルも披露。
製造を飛驒産業社が手がけた無垢材の「Neiテーブル」は、シンプルな構造でありながら天板と脚との接合部に独自性があり、脚の有機的な曲面と調和した天板形状により、造形美を引き出したデザインとなっている。
ブルレック兄弟がデザインした無垢材のチェア、「Musubiアームチェア」や「Shakuチェア」にも通ずる、彫刻的パーツを美しく接合するというアイデアが生かされている。
Usuraiテーブル
「Usuraiテーブル」は、天童木工社の技術が集結した家具の一つで、ビーチ材とオーク材の木口の積層面の美しいストライプ柄が目を引くテーブル。天板には特別製作された合板を用い、成形合板家具の製作によって培われた技術や経験が活かされている。
精密な加工技術に裏付けられた工芸的な一面がデザインにも反映された、汎用性の高いテーブルだ。
日本語の「紙縒(こより)」から取ったブランド名の「KOYORI」。職人による卓越した技術と、世界のデザインチームが繋がり、完成したアートのように美しい家具は、一度見ると忘れられない存在になりそうだ。
取扱店:https://www.koyori-jp.com/jp/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000089761.html
(hachi)