ブラック企業や職場のストレスといった言葉が横行する時代。会社に行くのが憂鬱であるという人も、少なくないと思います。

ストレス社会において、うつにならないための対策は必須なのです。
では、仕事のストレスでうつにならないためのキーワードを紹介していきたいと思います。

●食事は２０分以上の時間をかけて
例えば、ストレスに良いとされる食材であっても、急いで食べるだけでは身体に十分に吸収されません。
更に、忙しい現代人は、食事の時間を削ってでも仕事をしているという人も多いのではないでしょうか。
食事の時間というのは、リラックスできる環境を作ることが大切になります。
その上で、美味しいと思えるものを、ゆっくり時間を掛けて食べるのです。
どんなに身体に良い食材であっても、ストレスに効果がある食材であっても、急いで食べていれば意味がありません。
ストレス抵抗力は副交感神経が優位に働く状況で出てくるものなので、食事の時間はゆっくりとることが大切になるのです。
２０分以上の時間を掛けてゆっくり食事を摂るという土台の上に、バランスの良い食生活があれば、自然にストレスに対する抵抗力が出てくるようになります。

●自分が主役になる
自分の人生の主役は、自分自身です。
こんな当たり前のことを、と思うかもしれませんが、会社や家族といった人間関係の中で、知らず知らずのうちに自分が主役になれない人もいるのです。
そういう人は、自分の気持ちを押し殺してしまうので、うつになりやすくなってしまいます。
人間、自分の事は変えられても、人の事はなかなか変えられません。
自分の行動は自分で決めて、相手の行動に制限を出さないようにすることで、人間関係は良くなっていきます。
無理に相手に合わせることも、相手を合わせようとする必要もないのです。
自分にとって心地良い距離で相手と接することで、自分が主役となることができます。
人間関係で悩んでいるときには、まず「自分がどうしたいか」を考えてみましょう。

●考え方のパターンを変えてみる
うつになりやすい人は「０か１００か」という両極端な思考になっている場合があります。
例えば、「１つでも出来ないことがあれば、成果を上げていても意味がない」というような思考です。
１００％完璧にこなせる人というのはいません。
みんな、ある程度のところで妥協し、及第点を作りながら生きています。
ですが、完璧主義の人であればあるほど、１００点でなければ意味がないと思ってしまうのです。
１００点でなければいけないという状況は、数えるほどしかありません。
８０点でも良い、と思える人であれば、うつにはなりにくいのです。
自分の考え方を知って、それが自分にとって苦しいものであれば、その思考を変えることが打つにならないために必要なことなのです。

職場のストレスなどは、働いていれば切り離せないものです。
ですから、自分の考え方や食生活などを見直すことで、うつになりにくい体質を目指してみてください。