東京都目黒区のアートギャラリー「LOWW(ロウ)」では、2月13日(月)までの期間、Nicholas Taylor(ニコラス・テイラー)氏によるバスキアのポートレイトを中心とした写真展「Nicholas Taylor Aim, Shoot, Basquiat, Taylor – 01.06.79」を開催する。
2月11日(土)には、DJで早稲田大学非常勤講師の荏開津広(えがいつ ひろし)氏による完全予約制のトークショーを開催。
NYの生きる伝説と言われるテイラー氏が撮影した写真などを通じて、ジャン=ミッシェル・バスキアの世界を覗いてみては。
テイラー氏とバスキアの軌跡を展示、Tシャツ受注販売も
テイラー氏は、1979年に友人のバスキアと初期のヘッドショット・シリーズを撮影した。同年、バスキアのバンド「Gray」にギターとして参加し、ニューヨークのクラブで演奏している。
1982年にニューヨークのスクワット・シアターで行ったコラボレーションで、バスキアはテイラー氏を「DJハイ・プリースト」と命名。その後、テイラー氏はDJとしてさまざまなシーンを盛り上げてきた。
同時にテイラー氏はバスキアの側近として、彼が1981年から84年にかけて描いた何百もの作品を目撃している。
こうして、バスキアとさまざまな時間を共有してきたテイラー氏。同展では、テイラー氏が撮影した彼のポートレイト写真をメインに“二人のセッションによる軌跡の奇跡”の瞬間を展示する。
また、同展では、「Nicholas Taylor オリジナルフォトTシャツ」も販売。Tシャツは10,780円、ロングスリーヴTシャツは13,200円で、受注生産のため注文から3週間程時間がかかるとのことだ。
完全予約制のトークショー、交流会も開催
2月11日(土)の17:00~18:30には、「バスキアはなぜ世界を変えたか―ニューヨークで始まったカラフルなルネサンスについて」をテーマとする完全予約制のトークショーを「LOWW」で開催。18:30~19:30には、交流会も開かれる。
登壇者の荏開津広氏は、東京の黎明期のクラブでDJを始め、以後主にストリート・カルチャーの領域で国内外にて活動し、2010年以後はキュレーション・ワークも手がけている。日本初のラップの展覧会「RAP MUSEUM(ラップ・ミュージアム)」などへの企画協力や、演劇ユニットPortB(ポルト・ビー)の「ワーグナープロジェクト」などの音楽監督を務めた。
参加費は、交流会参加費込み・ドリンク付きで3,300円。LOWWオンラインストアにてチケットを販売しており、当日券はない。
友人として、バンドメンバーとしてバスキアを見てきたテイラー氏の写真、荏開津氏のトークショー、交流会を通して、バスキアの生涯を紐解いてみよう。
ギャラリー「LOWW」
所在地:東京都⽬⿊区⼤岡⼭1-6-6 1F
営業時間:12:00~18:00 ※2月11日(土)はトークショー開催のため17:00閉店
休廊日:毎週水曜日
LOWW WEBサイト:https://www.loww.co.jp
トークショーチケット購入ページ:https://store.loww.co.jp/collections/other-all
(Higuchi)
※価格はすべて税込