北海道の雪の中、花見を楽しむ。札幌を舞台とした真冬のアートフェス「SAPPORO ART CAMP 2023」

雪が舞う真冬、それも厳寒の北海道で花見を楽しむ──。一瞬、耳を疑うようなイベントが札幌を舞台に行われる。

「YUKIMI*HANAMI」をテーマとした真冬のアートフェス「SAPPORO ART CAMP(サッポロ アート キャンプ)2023」が、2月12日(日)から19日(日)までの7日間にわたって開催。1月14日(土)より前売券を販売している。

真冬のアートイベント「SAPPORO ART CAMP」

「SAPPORO ART CAMP」とは「札幌芸術の森」を舞台にしたナイトライフアートイベントだ。2021年の実験的な試みを経て、昨年から本格開催。withコロナ、afterコロナを見すえた新たな冬のアートイベントとして挑戦を続けている。

「SAPPORO ART CAMP 2022」の様子

「SAPPORO ART CAMP 2022」の様子

2023年は札幌式花見「YUKIMI*HANAMI」を演出テーマに、MORIのART(アート)・ONSEN(温泉)・ガストロノミー(食)が融合する、北海道ならではの真冬のフェスになるという。

最大の見どころは「雪あかりの祭典~HANAMIルミナリエ」だ。

期間中「札幌芸術の森」野外美術館の彫刻作品と散策路を、イルミネーションとプロジェクションマッピングで華やかにライトアップする。札幌の人気フローリストが手がける、ブリザードフラワーのライトアップも展開。

企画・演出協力にはXR*やAIなど、クリエイティブとテクノロジーの融合で社会課題の解決を掲げるワントゥーテン社を迎える。

「YUKIMIガストロノミー」と題して、グルメコンテンツも用意する。詳細は調整中だが、地域で人気の食と酒を楽しむ趣向だという。雪景色のなかでの美食体験は格別に違いない。

週末に行われる「MORIのLIVE」では、特設会場を舞台にライブを展開。

最終日には、「MORIの花火・プロジェクションマッピング」でフィナーレを飾る。ライトアップされた「雪あかりの祭典」会場と、そこに舞う花火とのコラボレーションは、きっと北海道の寒さを忘れる美しさだろう。

入場、駐車場利用には日付指定券が必要

なお、同イベントの入場には日付指定の入場チケットが必要となる。各日、予定枚数に達し次第、販売終了する。

駐車場の利用にも日付指定の駐車券が必要で、こちらも予定枚数に達し次第、販売終了となる。その場合は公共交通機関の利用となるため、車での来場を希望する場合は必ず事前に確認したい。

SAPPORO ART CAMP 2023
日程:2月12日(日)~19日(日)17:30~21:00 ※2月13日(月)は施設休園日のため休業
会場:札幌芸術の森
所在地:北海道札幌市南区芸術の森2丁目75番地
入場券:平日前売・大人(高校生以上)700円、土日前売・大人(高校生以上)1,000円
駐車券:1台500円
公式サイト:https://sapporo-artcamp.com/

(SAYA)

*XR(クロスリアリティ)とは「VR(仮想現実)」「AR(拡張現実)」「MR(複合現実)」など、現実にはないものを知覚させる先端技術の総称
※価格はすべて税込