普段、見ることができない幻想的な世界を覗いてみよう。
キヤノンマーケティングジャパンが、水中写真家の鍵井靖章(かぎい やすあき)氏による写真集『MELUSINA(メリュジーナ)』を発売した。
海の世界を切り取った同書は読む人を水中に誘い、心を癒してくれる。キヤノンオンラインショップにて500部限定で販売中だ。
色彩豊かな海中写真をまとめた一冊
写真集『MELUSINA』は、著名写真家による写真集シリーズ「PHOTOGRAPHERS’ ETERNAL COLLECTION(フォトグラファーズ エターナル コレクション)」の第6弾として登場。
写真集『MELUSINA』は、鍵井氏による色彩豊かな海中世界と生き物たちの作品をまとめた写真集。地上にはない自然の造形美や海の中に広がるマクロの宇宙が、水中ライトに照らされ鮮やかに現れる。
タイトルの『メリュジーナ』は、フランスの伝承に登場する水の精霊の名前。ヨーロッパの各地に伝わる人魚伝説の起源になっている。鍵井氏が捉えた海の精霊たちの世界は、いつまでも眺めていたくなる作品ばかりだ。
また、印刷・製本は、キヤノンの業務用フォトプリンター「DreamLabo 5000」を使用し、広い色再現や精細な解像感、暗部の諧調表現による立体感を追求。鍵井氏の作品を余すことなく楽しめる。
水中ライトを駆使して優美な色彩を表現
鍵井氏によると、ある人が言った「鍵井さんの写真に写っている美しい魚は、一つ一つが全てMELUSINAなんですよ。『人魚』という俗っぽいものではなく、一つ一つが精霊なんです」という言葉から、この写真集のタイトルが決まったという。
海の生き物を見つけ続けながら生きてきた鍵井氏の写真は、優しいトーンのものから海の記録写真など多岐に渡る。
しかし、今回の写真集では、鍵井氏が水中写真を始めた頃の手法を用い、ストロボや水中ライトを活用することで、海中世界と生き物たちが持つ優美な色彩の表現に挑戦。
色彩の再現性に優れた「PHOTOGRAPHERS’ ETERNAL COLLECTION」が、地球に存在するもう一つの素顔、『MELUSINA』の世界感を届ける。
鍵井 靖章氏プロフィール
1993年よりオーストラリア、伊豆、モルディブに拠点を移し、水中写真家としての活動を開始。3.11以降は、震災を経験した海に生きる生命を記録し続けている。
主な写真集に『unknown』『ダンゴウオ 海の底から見た震災と再生』『wreath』などがある。2013年、2015年に日経ナショナルジオグラフィック優秀賞を受賞するなど受賞歴多数。TBS「情熱大陸」にも出演した。
今回販売した写真集には特典として、写真家の直筆サイン入りオリジナルプリント240mmスクエア1枚が付く。
作家登壇のオンライントークイベントも開催
さらに1月24日(火)には、『MELUSINA』の販売を記念して、鍵井靖章氏と同写真集のデザインを手掛ける三村漢氏によるトークライブイベントを開催する。
息を呑むほど美しい作品をまとめた同写真集は、飾って置くだけでインテリアになるほどの存在に仕上がっている。
『MELUSINA』商品ページ:https://cweb.canon.jp/photographers-e-collection/06-melusina/
『MELUSINA』オンライントークイベント
開催日:1月24日(火)20:00から
※参加無料、申込不要
視聴URL:https://ptl.imagegateway.net/contents/original/event/index.html
(hachi)