とうふ会席料理「東京 芝 とうふ屋うかい」では、「箱根ガラスの森美術館」が所蔵する作品をモチーフにした現代商品の展示・販売会「彩のガラスたち 魅惑の世界 ー江戸に華やぐヴェネチアの『粋』ー」を開催。
期間は、12月20日(火)~2023年3月26日(日)。美しいヴェネチアン・グラスを鑑賞しよう。
日本初のヴェネチアン・グラス専門美術館
「箱根ガラスの森美術館」は、1996年に箱根・仙石原に開館した、日本初のヴェネチアン・グラス専門美術館。ヴェネチア貴族の館を再現した空間で、15~20世紀のヴェネチアン・グラスの歴史を体系的に展示している。
バイヤーがセレクトした希少価値の高い商品
東京タワーの麓のとうふ会席料理店 「東京 芝 とうふ屋うかい」の特選ギャラリーで展示・販売をするのは、同美術館のバイヤーがセレクトした、ヴェネチアの名匠による希少価値の高い商品だ。
レースガラスやミルフィオリなど、ヴェネチアン・グラスの伝統的技法を用いたテーブルウエアやペア人形、アクセサリーなどを展示。
期間中は同美術館のスタッフが在廊し、商品の説明もしてくれる。もちろん、展示会のみの来店も可能だ。
ヴェネチアン・グラスを取り巻く環境
同美術館は、ヴェネチアン・グラスの蒐集と日本への普及に対する貢献を認められ、日本人として初めてヴェネチア市名誉市民の称号を授かった、うかい創業者がプロデュースした美術館。
現在、ヴェネチアン・グラスを取り巻く環境は、観光客の激減・燃料価格の高騰・後継者不足などにより廃業や休業を余儀なくされる工房が増え、存続の危機にさらされている。そんな背景もあり、2023年がヴェネチアン・グラスのように輝かしい年であって欲しいという願いを込めて開催する。
ヴェネチアの名匠による逸品
ここで、同展示会の商品の一部を紹介しよう。
ヴェネチア屈指の高い技術を誇る、「アーティスティカ・バラリン」のペア人形が登場。ダンスを始めようとする姿は、華やかさと気品に満ちている。
「エルコレ・モレッティ」のプレートは、イタリア語で“千の花”という意味を持つ、さまざまな色を配した花模様のミルフィオリガラスの個性が光る逸品。
有名ブランドのアクセサリーデザイナーとして活躍したパオラ パスクァリンさんによる、世界で一つのガラスブーケコスチューム・ジュエリーも登場。
その他、ヴェネチアが発祥といわれているガラス鏡や、ヴェネチアの名誉ある6大マエストロの一人、ダビデ・フィンさんの話題になった赤いグラス、クリスタルガラスを使ったフラッシュツリーなど、バリエーション豊富に展示する。
江戸の粋が織り成す非日常空間で、ヴェネチアの伝統が息づく彩の世界を楽しもう。
彩のガラスたち 魅惑の世界
開催期間:開催中~2023年3月26日(日)
会場:東京 芝 とうふ屋うかい 1F 特選ギャラリー
所在地:東京都港区芝公園4-4-13
営業時間:平日 11:45~22:00 / 土日祝 11:00~22:00
観覧料:無料
公式サイト:https://www.ukai.co.jp/shiba/
箱根ガラスの森美術館
所在地:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原940-48
公式サイト:https://www.hakone-garasunomori.jp/
(田原昌)