空前のキャンプブームが続いている。誰に見せるわけでなくとも、お気に入りのギアに囲まれて自分らしく過ごしたいという人は多いはずだ。
国内外にアウトドアメーカーおよびブランドは多数あるが、「cocoraft(ココラフト)」のヘキサテーブルと薪コンロが個性を放つ。無骨でシンプルながら、ガラスの繊細さを併せ持つ意欲作だ。
ガラスクラフト作家が社長のブランド「cocoraft」
「cocoraft」を展開するシンヨウ社は、アイアン家具を製造・販売する企業で、主に鋼構造物の建築に使われる鉄骨の加工会社「太一工業」として2000年に創業。2013年にグループを統合し、現在の体制になった。社長はガラスのクラフト作家という異色のキャリアを持つ。
同社の一部門として2021年に愛知県稲沢市で誕生したのが「cocoraft」。“笑顔をつくる”をコンセプトに、鉄×木×ガラスという異素材を組み合わせたプロダクトを生み出している。
囲炉裏のようにグループで囲めるヘキサテーブル
「鉄のプロ」×「木の匠」×「ガラスのクラフト作家」が生み出した六角形のヘキサテーブル。囲炉裏のようなスタイルで円になってテーブルを囲むため、複数人での対話や交流に適している。
鉄の脚に支えられるのは、自然の温もりを感じる天然の木。インダストリアルな鉄素材と、森の恵みであるナチュラルウッドが不思議と調和する。
そこにアクセントとしてガラスが埋め込まれている。焚き火や太陽の光に反射してキラキラと輝くという。
天板の柄が複数あるほか、埋め込まれたガラスのカラーによって、ターコイズブルー、オレンジレッド、リーフグリーンの3タイプを展開。価格は77,000円より。
シンプルで無骨な薪コンロ「rokkaku-03」
六角形焚き火台「rokkaku-03」は、グループでの使用に便利な大きめサイズ。
“シンプルで無骨”をテーマに、飾らない直線的なデザインに仕上がっている。一見するとソリッドな印象ながら、空をイメージした太陽・月・星の柄入りで高いデザイン性を誇る。
機能性にもこだわっている。パーツが細かく分解できるため、灰の始末や手入れが簡単だ。
また、2.3mmの鉄板を使用しているため、上に大き目の鍋を載せてもしっかりと安定して使用可能。専用の五徳は、はめ込み式になっていて枠のグラつき防止にもなる。
さらに、長さの違う2タイプの脚が付属するため、高さの変更も可能。ネジ式の脚は容易に着脱できる。価格は45,000円だ。
異素材の組み合わせの妙
シャープな印象を与えるアイアン素材に、天然木やガラスを組み合わせることで優美さをプラスするcocoraftの独創的なプロダクト。
画一的な大規模メーカーにはない、ひと味違ったキャンプサイトづくりができるだろう。今後の製品展開も楽しみだ。
ヘキサテーブル
価格:77,000円より ※送料別
サイズ:組立時 直径最大116cm×高さ32cm/収納時 横58cm×縦24cm×奥行24cm
重量:16kg
薪コンロ「rokkaku-03」
価格:45,000円 ※送料無料
サイズ:組立時 横53cm×奥行46cm×高さ36cm・32cm/収納時 横54cm×奥行46cm×高さ4cm
重量:8.5kg
cocoraft公式オンラインショップ:https://shop.cocoraft.jp/
(SAYA)
※ 価格はすべて税込