12名の人間国宝の作品が一堂に集結。ヴェネツィアで好評を博した展示を「MOA美術館」で鑑賞する秋

静岡県熱海市にあるMOA美術館にて、「HOMO FABER 12 Stone Garden 深澤直人と12人の人間国宝」を、10月28日(金)〜12月11日(日)まで開催する。

同展は今春イタリアのヴェネツィアで開催された「ホモ・ファーベル展」の企画のひとつ、「12 Stone Garden」の帰国展としての開催となる。

日本を代表するデザイナー・深澤直人氏がつくりだす展示空間にも注目だ。

12名の人間国宝による展示会を「MOA美術館」にて開催

今年4月〜5月にヴェネツィアで開催した、世界各地の優れたものづくりを紹介する「ホモ・ファーベル展」の「12 Stone Garden」では、陶芸、染織、漆芸、人形など12名の重要無形文化財保持者(人間国宝)とその作品が紹介された。

多くの出品者や関係者の強い要望を受け、ヴェネツィアにおける企画を帰国展を、プロダクトデザイナーの深澤直人氏と「MOA美術館」館長・内田篤呉氏のキュレーションにより開催する運びとなった。

深澤直人氏デザインの展示空間に、写真家・川内倫子氏による映像とともに、12人の人間国宝の作品は一見の価値あり。

デザイナー・深澤直人氏(FUKASAWA Naoto)

深澤直人氏はシリコンバレーの産業を中心としたデザインの仕事に7年間従事した後、1996年帰国。2003年、NAOTO FUKASAWA DESIGNを設立。世界を代表するブランドのデザインや、日本国内の企業のデザインやコンサルティングを多数手がける。

日本民藝館館長、多摩美術大学統合デザイン学科教授、21_21 Design Sightディレクター、良品計画デザインアドバイザリーボードなど、活躍は多岐にわたる。2018年「イサム・ノグチ賞」を受賞。

Laila Pozzo©Michelangelo Foundation

Laila Pozzo©Michelangelo Foundation

イタリア・ヴェネツィアでの展覧会の様子

日本の人間国宝の作品を一堂に集めたヴェネツィアでの企画展では、日本の“新しい魅力”としての伝統工芸がイタリアの人々を魅了した。その様子を一部、写真にて紹介していく。

Alessandra Chemollo©Michelangelo Foundation

Alessandra Chemollo©Michelangelo Foundation

Alessandra-Chemollo©Michelangelo Foundation

Alessandra-Chemollo©Michelangelo Foundation

Simone Padovani©Michelangelo Foundation

Simone Padovani©Michelangelo Foundation

日本の伝統工芸を牽引してきた、12名の作品をじっくり鑑賞しに行こう。

HOMO FABER 12 Stone Garden 深澤直人と12人の人間国宝
期間:10月28日(金)〜12月11日(日)
会場:MOA美術館 展示室5-6
所在地:静岡県熱海市桃山町26-2
開館時間:9:30〜16:30(木曜休館)
入館料:一般 1,600円(税込)
展覧会公式サイト:https://www.moaart.or.jp/events/homofaber-12-stone-garden/

(hachi)

※作品の画像は順不同、敬称略