神奈川県にクラフトビール醸造所を構える「みぞのくち醸造所」は、10月1日(土)に、フラッグシップとなる新ブランド「ウタウト」「ワラウト」を同時リリース。
ブルワリーとして初となるフルーツサワーエール、ダブルヘイジースタイルに挑戦しており、みぞのくち醸造所タップルームや公式オンラインショップほか、取扱店にて販売中だ。
2種類のフラッグシップブランド
ウタウト・ワラウトとは、同醸造所が創業前から長い時間をかけてネーミング考案した、フラッグシップとなるブランド。
ひと口飲めば歌いたくなるような、笑顔になれるような、楽しい時間をつくりたいという願いをその名前に込めている。オープン以来さまざまな試行錯誤を繰り返してきた。
ファーストバッチはサワーエールとダブルヘイジー
今回、テーマとして掲げたのは「Mashup」と「Hopper」。同醸造所全員でたくさんのビールを試飲し、自分たちらしいビールに向き合いながらプロトタイプを重ね、ついに完成した今回のファーストバッチには、彼らのクラフトマンシップと遊び心がたっぷり詰め込まれている。
白桃をアップサイクルしたビール
「ウタウト Mashup Peach –Fruits Sour Ale(マッシュアップ ピーチ フルーツサワーエール)」は、山梨の農家が大事に育てた白桃のうち、市場に出すことができなかったB級品を買い上げアップサイクル。
白桃の甘味と酸味を逃さないために、400kgもの白桃をひとつひとつ手仕込みですりつぶした後にキャラメリーゼ。桃を最大限引き出すサワーとホップをセレクトし、音楽のリミックス手法「Mashup」のようにひとつのビールに組み上げた。
とろみのある飲み口からはじけるようなフレーバーまで、桃のニュアンスをしっかりと活かしたフルーツサワーエールとなっている。
ホップのアロマが大爆発のビール
「ワラウト Hopper – Incredible Double Hazy IPA(ホッパー インクレディブル ダブル ヘイジー アイピーエー)」は、最高にホッピーでヘイジーなビール。
同醸造所として初となるダブルヘイジーは、さまざまなホップのなかから、あえてウタウトと同じホップを使用。同じホップでまったく違うこのビールは、ひと口飲むとフルーティーでクリーミーな飲み口と、ホップのアロマが大爆発。ビールの奥深さと面白さも体感できる。
地域に根ざしたマイクロブルワリー
同醸造所は、神奈川県川崎市にて、今年5月にスタートしたマイクロブルワリー。
ビールのつくり手と飲み手が近い距離感でコミュニケーションをとれるよう、5つのビールタンクとガラス越しにつなげた「タップルーム」を併設し、この街に暮らす人たちの好みや気風が反映された街のアイコンとなるビールを作り続けていき、地域の生活圏に根ざしたマイクロブルワリーを目指している。
みぞのくち醸造所タップルームでは生ビールを販売しているので、試してみては。
Fruits Sour Ale
ホップ:シトラ(Citra)、モザイク(Mosaic)
ABV:4%
仕様:330ml瓶
価格:3本 2,640円(税込・送料別)
Incredible Double Hazy IPA
ホップ:シトラ、モザイク、アザッカ(Azacca)
ABV:7%
仕様:330ml瓶
価格:3本 2,340円(税込・送料別)
みぞのくち醸造所
所在地:神奈川県高津区溝口3-2-5 BOIL 1階
営業時間:11:00〜23:00
定休日:なし
公式サイト:https://mizonokuchibrewery.com/
(田原昌)