瀬戸内海に浮かぶ直島のグランピング型リゾート「SANA MANE（サナマネ）」にて、独創的なフォルムが非日常的な“ととのい”を予感させるサウナ施設、「SAZAE（サザエ）」の建設が進んでいる。

宿泊者のみが利用できる完全貸切となる同サウナは、9月末から予約受付がスタートし、10月上旬にオープンを迎える。

五感を刺激するグランピング型リゾート「SANA MANE」

海と山の香り、優しい波の音色、柔らかな風の感触、刻々と変わる空の色……。現代アートの聖地としても知られる直島にたたずむ「SANA MANE」は、大自然・アート・リゾートが融合した、五感を刺激するグランピング型リゾートだ。

新たに建設中のサウナ施設「SAZAE」は、隈研吾建築都市設計事務所の隈太一氏がデザインと設計を担当し、サウナー専門ブランド「TTNE」が監修している。

神秘的な空間が広がるサウナ施設「SAZAE」

その名が表す通り、巻き貝を想起させるコロンとしたフォルムで型取られた「SAZAE」は、美しく柔らかな曲線や、存在感がありながらも風景に溶け込むデザインが目を惹く。

そして、巻き貝のスリット部分から中へ入ると、曲線と曲面で構成された神秘的な空間が広がっている。

天に向かってゆったりと渦巻く壁面と、天辺に穴の空いた構造は、まさに貝殻の内部さながら。採光は空から差し込む光と足元の間接照明のみで、季節や時間帯によって変化する自然の光を楽しめる。

ちなみにサウナは熱気が上部に溜まるため、温度を逃さないよう天井の穴はタブーとされているが、今回はオリジナルの吸排気システムを導入することで実現に至ったという。

カラダに馴染むサウナ×大の字に寝ころべる水風呂

「SAZAE」の内部にぐるりと配置された座面は、カラダにぴったりとフィットするよう曲線で構成。背中をべたっとつけられる曲面と、つるっとした質感の木肌によって、ノーストレスで心地よく汗を流すことができる。

また、大の字に寝ころんで浸かれる水風呂では、空を見上げ、自然と一体になる感覚を味わいながら、火照ったカラダを冷ますことができる。

サウナ付きの宿泊プランや料金などは、後日発表される予定。サウナやアート好きは、“一度は泊まってみたいリスト”に「SANA MANE」を加えておくといいだろう。

SANA MANE GLAMP DOMES
所在地：香川県香川郡直島町横防2182
公式サイト：https://sanamane.jp/

（zlatan）