創業80年の老舗銭湯が、プロサウナー“ととのえ親方”初監修の銭湯サウナを備えたとんでもないリニューアルを敢行! 西新井の「堀田湯」は、4月26日(いい風呂の日)より営業再開した。
地域のサードプレイスを目指す
創業80年の老舗銭湯「堀田湯」は、設備だけじゃなく銭湯自体のコンセプトを、西新井(足立区)に集まる人々をつなぐ「この街を、温める。」銭湯へとリニューアルした。
今回のリニューアルに関して、堀田湯・三代目当主の堀田和宣氏はこう語っている。
「2022年4月26日(良い風呂の日)に堀田湯は生まれ変わります。
現在の場所で堀田湯が開業したのが昭和17年。それからちょうど80年。昭和、平成そして令和へと時代は移り変わり、当然のことながら西新井の街並みや暮らしも大きく変わりました。そして銭湯に求められるものも大きく変わりました。
80年の歴史を感じながら、少しアップデートすることで、カラダだけでなく、ココロも温まり、やがて『この街を、温める。』そんな、地域のサードプレイスになりたいと思っています。」
大きく変わった風呂とサウナ
昭和17年より約80年、西新井の街を見守ってきた「堀田湯」は、今回のリニューアルを機に地域と「堀田湯」との役割を見直した。
銭湯には、西新井に住居を持つ人、持たない人、子どもや若い人、高齢の人と、世代や男女も問わず訪れ、それぞれの立場が違う個々人をつなぐ力がある。「堀田湯」は、銭湯という機能をフル活用し、西新井に集まる様々をつなぎ「この街を、温める。」ための場所として復活した。
今回のリニューアルでは、「堀田湯」らしさであったタイル画を残し、内湯と露天風呂とサウナをアップデートした。
男湯にはサウナブームの火付け役、“ととのえ親方”こと松尾大氏(TTNE代表)が銭湯サウナを初めて監修。男女どちらにも完備したロウリュウ式の温浴効果が高い「薬草サウナ」が特徴。
さらに男湯には西新井の空気を感じることができる「露天風呂」や「外気浴スペース」、東京最深160cmの「露天水風呂」を完備。女湯には体調や気分によって選べる「薬湯」や2種類の温度設定の水風呂が新設。
内湯には熱湯とぬる湯、ジェット風呂、電気風呂が男女ともにある。
設備だけじゃない工夫の数々
リニューアルに合わせて「堀田湯」のサインも新しくなった。「この街を、温める。」をコンセプトに堀田湯の”ほ”と、ホッとするの”ほ”を1文字で表現するデザインに。
地域をつなぐ取り組みもスタート。ひとつは、大師前駅から西新井駅周辺のおすすめスポットや店を紹介する無料マップを制作。さらに、内湯の「鏡広告」を復活、地元の店やスポットを中心に鏡の下に広告が入っている。
地域の人たちはもちろんだが、都内各地や近県からの来訪客も集まる銭湯サウナの聖地となっていきそうだ。
堀田湯
営業時間:午後2時(土日祝・午前8時)〜午後11時
定休日:第ニ木曜日
料金:(入浴料)480円、(サウナ)400円
※タオル・シャンプー・ボディーソープなどの販売、タオルレンタルもあり
公式サイト:https://www.4126.tokyo/
(冨田格)