“芸術の春”がやって来る。
アート領域で様々なDX推進事業を手掛けるbetween the artsは、アートサンプリングという独自の手法で作品を発表するヤクモタロウ氏による個展「ZEN〜Beyond the Pop〜」を、3月19日（土）から4月7日（木）までの期間、港区元麻布にあるアートギャラリー「between the arts gallery」にて開催する。
“禅”が意味する両極端な様を表現
本企画は、昨年開催された一般社団法人日本アートテック協会主催のアートコンペティション「100人10（ひゃくにんてん）」において、between the arts賞を授与した7名の作家の個展で今月より順次開催する。今回はその第一弾。
“MCD Gold” 2022，70.0 x 70.0cm，Oil, Acrylic on Canvas
「ZEN 〜Beyond the Pop〜」と題した本展では、ヤクモタロウ氏が表現し続けるポップカルチャーの向こう側に、“禅”が意味する静けさや純乎たる意識が存在する、両極端な様を表現している。
独自の手法でポップの世界を表現するヤクモタロウ氏
現代社会を象徴するモチーフを作品に落とし込み、アートサンプリングという独自の手法でポップの世界を表現するヤクモタロウ氏。
ヤクモタロウ｜Taro Yakumo
画商の父と彫金師の母を持ち、幼い頃から現代アートに触れて育ったヤクモ氏は、2000年初頭より父と共に世界各国のアートオークションやアートフェアをまわり、国内外のアートシーンが変化する過程を実体験している。
「ニューヨーク滞在中、街中に乱立する様々な看板やネオンサインを見ているうちに、その質感や存在感が現代アートのように感じた。」と語るヤクモの作品は、装飾するよりも取り除くことを、複雑にするよりも簡潔に描くことで、禅に通じる禁欲の精神を鑑賞者へ導く。
“Dollar” 2022，70.0 x 70.0cm，Oil, Acrylic on Canvas
本展では、そのようなヤクモの精神性を踏まえ、世界共通で慣れ親しまれたモチーフやアイコンを、金・銀・黒のテーマカラーをあしらった新作を9点を発表した。
“DOMINO” 2022，41.0 x 41.0cm，Oil, Acrylic on Canvas
春の息吹を感じるギャラリー空間で、禅とポップアートの架け橋となる作品を楽しんでみたい。
ZEN〜Beyond the Pop〜
出展作家：ヤクモタロウ
会場：between the arts gallery
期間：3月19日(土) 〜4月7日(木) ※会期中は休館日なし
営業時間：12:00 ～18:00
URL：https://bwta.jp/
between the arts gallery
所在地：東京都港区元麻布2-2-10
（suzuki）