CT Spirits Japan(シーティー スピリッツ ジャパン)が、グレングラント蒸留所のマスターディスティラー、デニス・マルコムの60年のキャリアを記念して、60年間熟成した原酒を瓶詰めした「グレングラント 60年」を発売。
一樽分となる360本が生産され、日本国内では18本のみ販売する。
60年間熟成した原酒を使用したウイスキー
「グレングラント 60年」に用いられる原酒は1960年10月24日に蒸留したもので、オロロソシェリー樽に詰めてから60年間、グレングラント蒸留所の石造りの貯蔵庫で、温度や湿度の調整を行わない環境下で熟成を行ったものだ。
同社のテイスティングノートによると、その香りは鮮やかな完熟セビリアオレンジから始まり、芳醇なフルーツやナッツ、そしてほのかなシガーのスモークへと移り変わる。また、味わいはフルーツケーキのように濃厚かつフルーティで、層をなすダークチョコレートとトフィーのような絶妙なバランスを備えている。
この希少な原酒を、グレングラント蒸留所で使われている、独特の形状のポットスチル(単式蒸留器)を模したクリスタル製のデキャンタに納めた。
デキャンタはグラス製造で名高いグレンケアン・クリスタル・スタジオの手によるもので、職人がひとつずつ手吹き形成し、シリアルナンバーも刻んでいる。
デニス・マルコムの60年のキャリアを祝した一本
今回の「グレングラント 60年」は、デニス・マルコムがグレングラント蒸留所に樽職人の見習いとして入所してから60周年を迎えたことを記念して販売される。
デニス・マルコムは現役のマスターディスティラーの中でも最長のキャリアを持つ一人と言われており、長年のスコッチウイスキー業界や地域の教育などへの貢献が認められ、2016年には英国女王エリザベス二世より大英帝国騎士団勲章に叙せられた。
インタビューの中で、デニスは「ウイスキー造りは私にとって単なる仕事ではなく、生き方そのものだ。自分の誕生日というのは年を取ったことを思い知らされるので、それ程嬉しいことではない。しかしこのグレングラントとの記念すべき節目はとても嬉しく思う。私とグレングラントとの関係は、60年にとどまらず父や祖父の代から続いてきたものだ。私に運命付けられたウイスキー造りを、これからも続けたい」とコメント。
「グレングラント 60年」の販売は特製サイトから行われ、申し込み多数の場合は抽選となる。2月28日(月)から3月13日(日)まで同サイトにて申し込みを受け付け、3月24日(木)までに当選者を決定、4月中旬より配送を開始する予定だ。
世界でも希少な価値を持つスコッチウイスキー。愛好家ならば是が非でも手に入れたい逸品だ。
グレングラント 60年
価格:¥3,300,000(税込)
容量:700ml
アルコール度数:52%
原産国:スコットランド
特設サイト:https://ctspiritsjapan.co.jp/tgg60th
(IKKI)