日本酒好きに、気になる新ブランドが登場する。
「酒米」の個性を活かす「楯野川 CRAFT」が、楯の川酒造の公式オンラインショップ限定で販売を開始する。
こだわりの「米」を使用する「楯野川CRAFT」
楯野川CRAFTは、数少ない原料の中から特に“酒米”にスポットを当て、その特徴や個性を最大限楽しむために醸された公式オンラインショップ限定の新しいシリーズ。
楯野川CRAFTには3つの特長がある。
1.高級酒と同様の小仕込み
600kgの小容量タンクで醸造、細やかな管理を行う。酵母の僅かな働きを見逃さない、職人の手が行き届く小さなタンクには職人の技術と誇りが濃縮されており、繊細な醸造設計と綿密な管理により酵母の働きが活性化し、よりしっかりとした日本酒に仕上がる。
2.専用スペック
酒米のもつ旨みや特徴を最大限に発揮させるため、既存商品に使用している純米大吟醸向けの酵母(山形KA)を使用せず、発酵力が強く淡麗で香りを抑えた、非常にしっかりとした酒質に仕上がる協会6号酵母を使用するなど独自の酒質設計で醸造する。
3.高精白×原酒の組み合わせ
特別契約栽培米の2つの品種、「出羽燦々」と「雪女神」で、高精白と原酒の組み合わせという新しい挑戦。楯の川酒造らしさと原酒の共存を狙った1つの到達点を目指し、丁寧な仕込みで綿密に組み上げて仕上げた。
「出羽燦々」と「雪女神」を使った楯野川CRAFT
今回は、まったく異なる性質をもつ2つの酒米にスポットを当てた。
一つ目は地元の契約農家と共に作り上げ、楯の川酒造が原材料として最も長く使用している「出羽燦々」、二つ目は“酒米の王様”と称される山田錦を超えるべく、吟醸王国・山形県が独自に品種改良した純米大吟醸用の酒米「雪女神」。
それぞれの米の持つポテンシャルを最大限引き出すために、地元の農家と協力し、減農薬・減化学肥料の特別栽培米だけを使用した。
楯野川CRAFT 燦 -SAN-
「楯野川CRAFT 燦 -SAN-」の原料米は出羽燦々を100%使用。山形県で生まれた「出羽燦々」は、非常にバランスが良く味わいの幅が広い。
旨み成分をたっぷりと蓄えた米を削りすぎず、残しすぎない「50%精米」に留め、より米の味を楽しめるよう原酒のまま瓶詰めした。
出羽燦々の旨さや特徴がそのまま出る日本酒を提供したいという蔵人の想いを、酒米がしっかりと受け止め、表現してくれた日本酒だ。
楯野川CRAFT 雪 -YUKI-
「楯野川CRAFT 雪 -YUKI-」の原料米は雪女神100%。「雪女神」のもつ繊細で甘やかな香りを上品に表現するために、あえて香りを控えめに設計し、米のもつ特性が浮き立つよう設計した。
純米大吟醸に特化して製造してきたこれまでの経験から、原酒のどっしり感を残しつつ、酒米の特性である綺麗さを表現するには35-40%程の精米歩合が最も良いと考え、雪女神に関しては既存ブランドにはない40%精米で醸した。
雪-YUKI-には専用カートンがつくので、ギフトにもおすすめだ。
現在予約受付中。3月8日より公式オンラインショップにて販売開始。ふたつの楯野川CRAFTを飲み比べするのも興味深い。
楯の川酒造
公式オンラインショップ:https://shop.tatenokawa.com/
(MOCA.O)
※価格は税込