オリジナル照明をはじめ世界の照明・家具ブランドの輸入・販売を行うYAMAGIWAが、ショールーム・YAMAGIWA OSAKAを心斎橋に移転。2月4日(金)にリニューアルオープンした。
ショールームの内装設計は、日本を代表する建築家・永山祐子が手がけている。
亀倉雄策デザイン・YAMAGIWAのシンボルマークがコンセプトに
YAMAGIWA OSAKAでは、オリジナル照明はもちろん、ヨーロッパを代表する照明ブランド「MICHAEL ANASTASSIADES」「VIBIA」「NEMO」など、世界中から選りすぐった名作照明・家具を展示している。国内ではここでしか見られない逸品も数多い。
ショールームのコンセプトの幹となっているのは、亀倉雄策がデザインしたYAMAGIWAのシンボルマークだ。放射状に広がる光の線の表現は、シンメトリーの強さを持ちながら、どこか日本的な繊細さを併せ持つ。
今回の内装デザインでは、天井に木ルーバー、パーティションに障子のような柔らかな光を通すバーティカルルーバーを用いて、照明の光を受ける“面”を線の集まりで表現した。
また、シンプルでマットな質感のモルタル壁やフローリングには真鍮棒を埋め混んで磨き、照明の光を受けて金糸の織物のように煌めく光の線を表現。
日本から世界に発信するYAMAGIWAの新しいショールームとして相応しい場所となることを目指し、繊細な表現や、光と影、緩やかなつながりなど、ニュートラルでありながらどこか日本を感じさせる空間に仕上げている。
オフィスや住宅など、あらゆるシチュエーションに対応
また天井の木ルーバーは、天井の印象を展示ごとに変えるための仕掛けでもある。
ペンダントライトやシーリングライトなど、照明器具の多くは天井に取り付けて展示を行う。そこで同ショールームでは、天井の木ルーバーをあえて上下斜めに可動させることで、空間に変化を作り出した。
住宅を思わせるスケールの空間、パブリックな大らかな空間など、ユーザーがシチュエーションをイメージしやすくするための設計だ。
またバーティカルルーバーの角度によって、見通しを良くしたり、壁のように閉じたり、位置を移動したりと、抜け感も調節することができる。
天井ルーバーのない中央エリアは、オフィスの天井を見通せるようデザイン。空間の広がりを感じさせると共に、オフィスに設置された照明器具も商材として輝かせる。
魅力的なライトを、新しく生まれ変わったショールームで見つけたい。
YAMAGIWA OSAKA
所在地:大阪府大阪市中央区南船場3-5-8 オーク心斎橋ビル1F
営業時間:11:00-17:00
定休日:水・日・祝日
※新型コロナ対策として、前営業日までの予約による完全予約制
来場予約フォーム:https://www.yamagiwa.co.jp/reservation-osaka/
(IKKI)