世界最古の高級ウォッチメゾンが銀座に登場。
創業以来266年途切れることのない歴史を持つ世界最古の高級ウォッチメゾンであるヴァシュロン・コンスタンタンは12月5日、東京の中心地、銀座4丁目に旗艦店をオープン。
この新たな旗艦店は、1917年から続くメゾンと日本の歴史の中で、優れた顧客サービスへのコミットメントに敬意を表したものだ。
■ヴァシュロン・コンスタンタンと日本の物語
19世紀のジュネーブは、すでに国際的な岐路に立っており、高精度の時計を求めた日本の外交官や貴族、また観光目的で訪れるや日本人が必ず訪れる場所だった。20世紀初頭には、既にジュネーブのヴァシュロン・コンスタンタンにて日本人客が時計を購入したという記録が残されている。1917年には、輸入代理店と独占契約を結び、ヴァシュロン・コンスタンタンは初めて日本に紹介された。
「武士道」の著者である新渡戸稲造や、国際連盟副事務総長に任命された目賀田種太郎男爵などの記録が残っており、メゾンは多くの著名人に愛されてきた。また、日本の皇室とも関わりがあり、秩父宮雍仁親王と節子妃殿下や、第125代天皇(現 上皇陛下)がスイスのヴァシュロン・コンスタンタンブティックとマニファクチュールを訪問している。
■時計職人の常駐
顧客を中心としたサービスを提供するメゾンの姿勢を示すために、2階には常駐時計職人との交流を目的としたウォッチメイキングベンチ、またその隣には、革新的なツールを備えたカスタムストラップステーションを設置。
■希少なタイムピース
メゾンのヘリテージ部門のスペシャリストが忍耐と才能をもって選んだ、20世紀のヴァシュロン・コンスタンタンの「Les Collectionneurs(レ・コレクショナー)」は、ヴィンテージピースに修復が施され、現在のコレクションと同様の保証が提供されている。
これまでは、世界各地のヴァシュロン・コンスタンタンのブティックにて開催されていたイベントでのみ販売されていたが、銀座の旗艦店では、世界初の常設のLes Collectionneursとして、希少なタイムピースが販売されることになった。
■イラストレーター山崎 杉夫氏とのアートコラボレーション
旗艦的のオープンに際し、店内ではイラストレーターの山崎杉夫氏とコラボレーションしたアート作品を設置する。旗艦店には、メゾンのブランドイメージと今年のテーマである「Classic with a twist(伝統的でありながら遊び心がある)」のビジョンにインスパイアされた特別な作品を設置。
日本特有のノスタルジックな風景に、1950年代にアメリカで流行したポップアートのエッセンスが加わったオリジナリティ溢れる作品群が、来たるホリデーシーズンとヴァシュロン・コンスタンタン銀座本店の誕生を温かく祝福する。
歴史あるメゾンに立ち寄ってみては。
【ヴァシュロン・コンスタンタン 銀座本店】
ブティック住所:東京都中央区銀座4-3-9
(田原昌)