本気の山男たちの目の色が変わりそうだ。

■ハイエンドなアウトドアブランド

繊維専門商社のモリリン社は、アウトドアブランド「SYNERGY WORKS（シナジー ワークス）」のマスターライセンシーとなり、ブランド展開を始動した。

SNERGY WORKS

シナジーワークスは1970年代にカリフォルニア州オークランドで誕生したブランド。

「ベストなものを作るかまたはまったく作らないか、このどちらかしか私達にはない」。

登山愛好家の友人たちの為に、手仕事でレインパーカを作り始めたのがブランドのスタート。ユーザー個々のニーズに合わせた製品を受注、製造するオーダーメイドショップのような存在として知られ、1970～80年代の数あるアウトドアブランドのなかでも知る人ぞ知るハイエンドブランドだ。

■SYNERGY WORKSのプロダクト

アーカイブより「SYNERGY WORKS」を象徴する2つのアイテムを紹介しよう。

1980s Synergy Works “X-Pedition Pack” Top Loading
1980年代のシナジーワークス「エクスペディション・トップローディング・パック」

「Xフレーム」システムを採用していることが特徴の製品。緩やかにS字カーブを描く軽いアルミ・プレートが2本あり、パック内部でX型に交差している構造だ。

パックと背中にあたるメッシュ部分に大きなクリアランスが生まれ、通気性を確保。また、アルミ・プレートにほど良い″しなり″があり、背負い具合は驚くほど快適で軽い。

1970’S SYNERGY WORKS DAMN PARKA
1970年代のシナジーワークス・ダムパーカ

ダムパーカはベンタイルコットン製、ウレタンコーティングタフタ製、Gore-Texタフタ3レイヤー製、Gore-Texタスラン3レイヤー製（裏地付き）モデルがあったようだが、これはそのうちのひとつ。

フードのドローコードを引くだけでしっかりとしたひさし状態になり、悪天候時には化繊マスクが装着される本格仕様。また、フードを使用しない時はロール状に巻き込みベルクロで固定出来る優れたデザインだ。

本格アウトドア志向の男たちは興味を持たざるを得ないハイエンドブランドの日本上陸。これからの展開が楽しみだ。

モリリン社では、企業・小売店とのコラボレーションも進めていく予定だ。SNERGY WORKSブランドに興味がある企業や小売店の担当者は、一度話を聞いてみるのも良さそう。

モリリン
「イトからはじまる、すべてのコトへ」
公式サイト：https://www.moririn.co.jp/

（冨田格）