その独創性に惹きつけられること確実なアクアリウム。
■劇場型アクアリウム「アトア(átoa)」
10月29日神戸市新港町に、アートとアクアリウムが融合する新しい世界を体現する劇場型アクアリウム「アトア(átoa)」がオープンした。
いきものたちとの出会い、アートや舞台美術を駆使した空間演出など、訪れる人をときに圧倒し、ときに癒す独創的な世界。各ゾーンのテーマを象徴したシンボル水槽のほか、約60基の水槽を設置。国内最大を誇る球体水槽「AQUA TERRA」と、まるで水面を歩いているかのようなガラス床水槽「MINAMO」は注目だ。
「MIYABI」と「PLANETS」の2つのゾーンは、アトアの醍醐味「劇場型アクアリウム」を存分に体験できる。
日本の和の空間を演出した「MIYABI」では、光の切り絵作家・酒井敦美氏によるオリジナルプログラムで圧巻の切り絵作品を楽しめる。
無数の星に囲まれた宇宙空間を表現した「PLANETS」は、レーザーとミストによる演出に注目だ。
■多種多様な「いきもの」たちとの出会い
“アート”の独創性だけじゃなく、「アトア」の生物展示にもこだわりが詰まっている。
館内では、魚類のほか、無脊椎動物や両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類など約100種類3,000点もの多様な「いきもの」たちと出会うことができる。
館内の至る所に施した「アート」や、双方向コミュニケーション・アバターシステム「ATOAChater」によるコミュニケーション体験。SNS映え間違いなしのカフェのフードやドリンクメニューに、趣向を凝らしたグッズが並ぶミュージアムショップと、楽しみが詰まった「アトア」。
水族館の概念が変わりそうな、令和スタイルのアクアリウム。癒しと驚きを求めて訪ねてみたい。
アトア átoa
所在地:兵庫県神戸市中央区新港町7番2号
料金:(大人)2,400円
公式サイト:https://atoa-kobe.jp/
(冨田格)