クラフトビール好き必見の「父の日」ビールが誕生した。
■「地ビール0号」サンクトガーレン
日本で地ビールが解禁する以前より、アメリカで小規模ビールの製造販売を行っていた“元祖地ビール屋「サンクトガーレン」”。
TIMEやNewsweekなどのアメリカメディアで話題となり、日本のメディアに飛び火。世論を巻き込み、日本の地ビール解禁に一石を投じた。そのため業界内では「地ビール0号」と呼ばれている。
サンクトガーレンが、6月20日の父の日に向けた限定ビール「父の日IPA」を発売した。
■じっくり苦味を楽しむIPA
インディア・ペール・エール「IPA(アイピーエー)」はビールの苦味と香りのもとであるホップを大量に使った、強い苦味と香りを特徴としたスタイルのビール。
大航海時代に、ビールを長期保存するための方法として考え出されたというホップの大量投入。その苦味と香りが“個性”として受け入れられ、クラフトビールブームを牽引したと言われている。
サンクトガーレンでは、通年で「YOKOHAMA XPA(ヨコハマエックスピーエー)」というIPAをつくっており、ワールド・ビア・アワードのIPA部門で2度の世界一に輝いた実績をもっている。
日本でお馴染みの喉越しを楽しむぐいぐい飲むラガーとは違い、エールタイプは一口ずつじっくり飲み、温度差によって香りが変化していくのを楽しむビール。中でも苦味が特徴のIPAは、時間をかけて味わいたいタイプだ。
ところが、サンクトガーレンが発売した「父の日IPA」は、今までのIPAの概念を覆すものだという。
■ゴクゴク飲める「父の日IPA」
「父の日IPA」は「YOKOHAMA XPA」より多くのホップ使いながらも、その投入タイミングを通常の麦汁煮沸“中”ではなく煮沸“後”に集中させることで、ホップの苦味は軽やかでパイナップルや柑橘などのフルーツを思わせるホップアロマを凝縮させたビールになっている。
また苦味の強いIPAは飲み口も重厚に仕上げてバランスをとるのが定説だが、「父の日IPA」はビールの糖度をほぼゼロにまで切り、ドライで爽快な飲み口に仕上がった。
じっくり味わうIPAのイメージを覆す、ゴクゴク飲める暑い日にぴったりのIPAが誕生した。
クラフトビール好き、特にIPAファンならば飲んでみたくなること確実。サンクトガーレンのオンラインショップでは「父の日 IPA」を含む複数の父の日ギフトセットを販売している。
父さんに「父の日IPA」を贈り、日頃言えない感謝の気持ちを込めて一緒に乾杯してはいかがだろう。
父の日IPA
発売期間:6月末頃までの限定
希望小売価格:506円(税込)
公式サイト:https://www.sanktgallenbrewery.com/fathers-day/fathersdayIPA/
(冨田格)