VRやロボティクスにリアルな触覚を与えるグローブ型触覚デバイス登場

技術の進歩を一層感じられるニュースが届いた。

■よりリアルな触覚にアップグレード

HaptX社がその開発に2年を費やしたグローブ型触覚デバイス「HaptX Gloves DK2」。

サイズと重量の削減、フィット感とエルゴノミクスを改善したほか、ルームスケールのVRサポートの実現、マルチユーザーネットワークを含む多数のSDK機能の追加、触覚の忠実度の強化など、大幅なアップグレードが加えられた。

「HaptX Gloves DK2」は、トレーニングやシミュレーションをはじめ、工業デザイン、ロボット工学の専門家向けに設計されている。

グローブあたり130ポイント以上の触覚フィードバックを備えており、特許取得済みのマイクロ流体テクノロジーにより、実際のオブジェクトに触れているような感覚を再現することができ、前例のないリアルな触覚を実現した。

また、強力な力のフィードバックも特徴だ。グローブあたり最大40ポンド(指1本あたり8ポンド)の動的なフィードバックを適用することができるエキソテンドンを搭載。

さらに、独自の磁気モーションキャプチャシステムにより、サブミリ単位の精度となる30DoFでのモーショントラッキングに対応している。

■「HaptX Gloves DK2」の同梱物はコレ!

「HaptX Gloves DK2」に興味を持った方で、納期や価格を知りたい場合は下記URLのHaptX社のサイトから連絡をしてほしい。

専門家向けに設計されたグローブ型触覚デバイス「HaptX Gloves DK2」だが、時が経てば一般ユーザーを対象にしたバージョンも発売されるかもしれない。ゲームやVRの世界がより広がっていきそうだ。

HaptX社:https://haptx.com/

(冨田格)