緊急事態宣言再び!帰ってきた「ドライブスルー八百屋」でフードロス削減

首都圏では緊急事態宣言が再び発出。そして、飲食店の時短営業要請も。

生産者にも、ユーザーにもありがたい存在の「ドライブスルー八百屋」が帰ってくる。

■帰ってきた「ドライブスルー八百屋」

昨年春の緊急事態宣言発出、そして飲食店の時短要請は、多くの飲食店に打撃を与えた。その影響は飲食店だけにとどまらない。

飲食店向けに作物を作っている農家が大量の野菜を余らせ廃棄、その流通を行っている卸売業、製造業も売り上げがいきなり低下、危機的状況となったのだ。時短要請の協力金の対象にならない農家、製造業、卸売業、物流業は非常に大変な状況に陥った。

そして、再びの緊急事態宣言発出と飲食店の時短営業要請。日本の「食」を支える農家、製造業、卸売業、物流業も再び危機が訪れた。

この危機的状況を打破するために外食向け業務用青果卸のフードサプライは、「ドライブスルー八百屋」の再開を決定した。

■「もったいない野菜セット」を安心購入

昨年春の緊急事態宣言発出時に大きな話題を呼んだ「ドライブスルー八百屋」。農家、製造業、物流業を守るために接触を極力無くした安心・安全なサービスだ。

第一波、第二波と比較しても、感染拡大の規模が大きくなっている現在。混雑しているスーパーに買い物に行きレジで並ぶんだり、沢山の人が触った野菜を買うことに抵抗感を覚える人も少なくないだろう。

「ドライブスルー八百屋」は、そんな悩みも解決してくれる。人との接触を最小限に抑えたドライブスルー形式で、飲食店向けに販売予定だった野菜と米を詰め合わせた「もったいない野菜セット」を購入できるのだ。

■引き渡し場所は首都圏と北海道の4ヶ所

「ドライブスルー八百屋」の引き渡し場所は首都圏と北海道の4ヶ所。

東京都大田区の「京浜島物流センター」、千葉県野田市の「千葉物流センター」、北海道札幌市の「北海道札幌センター」、神奈川県横浜市の「神奈川横浜センター」だ。

「京浜島物流センター」「千葉物流センター」では、1月9日(土)、11日(月)からスタートして、緊急事態宣言内は週2回・火曜と土曜の開催予定となっている。

非接触型販売によりコロナウイルス感染拡大の防止を徹底しながら野菜を購入できることに加え、困っている生産者・製造業・卸売業・物流業のみなさんを支援して、フードロス削減にも繋がるこの取り組み。コロナ禍でみんなが困っているのだから、ウィンウィンの助け合いができるのはとても重要なことだ。

ドライブスルー八百屋:https://www.foodsupply.co.jp/drivethrough/

(冨田格)