文化財で日本の歴史を感じよう。日本美のミュージアムホテル、ホテル雅叙園東京にて元旦より「初春の文化財見学 百の縁起もの」を開催する。
■創業当時の風景をいまに伝える場所
今回の企画は、館内にある東京都指定有形文化財「百段階段」にて開催。
百段階段は同ホテルに現存する唯一の木造建築で、創業当時の風景をいまに伝える場所でもある。100枚を超える日本画と意匠設計に囲まれており、健康や長寿、富貴といった縁起もの(吉祥)に関わる意味や願いを込めて制作されたものが多くあるという。
近年は数々の企画展の舞台となっており、日本画の大家である鏑木清方(かぶらききよかた)や、荒木十畝(あらきじっぽ)をはじめ、当時の著名な芸術家たちがつくりあげた彫刻・建築・工芸など、まさに “美術の殿堂” と呼べる場所だ。
■百段階段のモチーフの意味を分かりやすく紹介
今回の企画展では、百段階段に描かれた「おめでたいモチーフ」の意味を紐解く。扇や鶴、鳳凰、富士山といった分かりやすいものから、「これも縁起ものなの?」と思うものまで、一つ一つのモチーフに込められた意味を一から百まで番号を配し分かりやすく紹介。展示会場内は写真撮影も可能だ。
初めての人はもちろん、すでに来館したことがある場合でも百段階段をさらに深く知り、文化財で宝さがしをするような気分で楽しめる。
また、会期中は百段階段の中に茶房がオープン。文化財の中でおめでたい絵に囲まれながらお茶とお菓子を味わうという特別な時間を。
入場料は当日1,000円、特別前売800円。オンライン限定チケットも販売する。
ホテルの位置する目黒は寺社仏閣が多く、江戸時代から七福神めぐりのエリアとして親しまれている。山手七福神でも知られる大圓寺や目黒不動尊(瀧泉寺)などの開運スポットもあるので、休日にぜひリフレッシュしてみては。
「初春の文化財見学 百の縁起もの」
開催期間:1月1日(金・祝)から3月14日(日)まで ※2月1日(月)は休館
入場料:当日1,000円、特別前売800円
販売窓口:ホテル雅叙園東京および本展公式ホームページ内オンラインチケット
https://www.e-tix.jp/100event/
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