スイス時計ブランド「Louis Erard」が、コラボレーションモデルとして、独立時計師「ヴィアネイ・ハルター」を起用したウォッチを発表した。
先日発表されたトリプティックコレクションのクラシックなレギュレーターをベースに、誰もがひと目見てヴィアネイ・ハルターと分かるモダンなデザインが施されたこの時計は、コレクターのみならず機械式時計のビギナーにも着けてみたいと思わせる仕上がりに。
前回同様、世界限定178本として、日本国内では12月中旬より発売を開始される。
■Louis Erardがヴィアネイ・ハルターとのコラボウォッチを発売
昨年発表したアラン・シルベスタインモデルが業界の話題となった、Louis Erardのコラボレーション企画。第2弾となる今回は独立時計師ヴィアネイ・ハルターが担当した。
この時計は彼のスタイルのルーツを再発見することでき、初めて一般の時計愛好家に向けた作品を手がけることに挑戦した証として〈未来の遺産〉と呼ばれることになるかも知れない。
万年筆のペン先のような青焼きされた時分針、特徴のあるフォントや文字盤のデザインは彼の代表作である「アンティコア」をイメージさせる。
リベットを打ったようなリューズのデザインは「クラシック」にも取り入れられている意匠。限定本数での販売につき、気になった人はお早めに。
■ヴィアネイ・ハルターについて
1963年パリ郊外で生まれる。14歳の時に時計師を目指しエコール・オルロジェリー・ド・パリに入学。1980年に資格を取得した後、アンティーの時計修復に携わり時計製造の技術と深い知識を身につける。
1994年にムーブメント会社を興し独立時計師のキャリアをスタート。ハリー・ウィンストン、ブレゲ、オーデマ・ピゲなどの有名ブランドのデザインやムーブメントを手がける。
1998年から自身のコレクションを立ち上げ、時計産業に新たなトレンドを産み出す。伝統を守りながらも特許を取得した技術や特徴的なデザインを合わせたスタイルで作られたデビュー作の「アンティコア パーペチュアルカレンダー」は〈未来の遺産〉との評価を得、AHCI(独立時計師アカデミー)会員へと導いた。
2003年にはハリー・ウィンストンが独立時計師を起用して作る「オーパス」シリーズの第3弾を手がけ彼の名声を不動のものとした。
(IKKI)