高山の人気観光スポット「三町伝統的建造物群保存地区」。江戸時代にタイムスリップしたような古くから残る街並みや宮川朝市・陣屋朝市、飛騨地酒蔵など見どころが多い。商店街には伝統工芸や民芸品、高山ならではの土産物店や飲食店が並ぶ。
散策の途中、安川通りで気になる看板が目に留まる。
「元祖 飛騨牛まぶし」の垂れ幕のかかる「匠家 安川店」だ。1階が「飛騨牛まぶし専門店」と精肉店、2階では焼肉とステーキが楽しめる。
昼時でもあり、飛騨牛まぶしのメニューに引き寄せられ店内に入る。テーブルは観光客で賑わっていた。
メニューは「匠家牛まぶし」と「飛騨牛まぶし」、「飛騨牛ロースまぶし」の3種類。「飛騨牛まぶし」と生ビールをオーダーする。
ビールに続き、お盆におひつとみそ汁、薬味、出汁がセットになって到着。
おひつの蓋を開けると、ご飯の上に甘辛く味付けされた飛騨牛が一面に。薬味はねぎ、おろしわさび、高山の名物のひとつ「赤かぶの漬物」など、数種類。
食べ方は「鰻のひつまぶし」と同様、まずは茶碗によそってそのままをいただく。次は薬味とともに、最後に出汁をかけてお茶漬けのようにいただく。出汁は牛骨で採ったスープだそう。
飛騨牛をより多く味わいたい!と思われる方は「飛騨牛ロースまぶし」がお勧め。飛騨牛ステーキをカットしたようなボリュームのあるお肉が乗ってくる。
2階の焼肉・ステーキも絶品のようだ。精肉店直営だけあり、おいしい飛騨牛がリーズナブルにいただける。機会があれば2階の焼肉店にも寄ってみたい。
住所:岐阜県高山市下二之町2
(小椚萌香)