日本では10年ぶりとなる展覧会「カルティエ、時の結晶」開幕 !

世界中に愛されているカルティエ。

2019年10月2日から12月16日まで、国立新美術館 企画展示室2Eで、日本では10年ぶりとなる展覧会「カルティエ、時の結晶」が開催される。

© N.M.R.L. Hiroshi Sugimoto + Tomoyuki Sakakida

■「時間」がテーマ

この展覧会は、カルティエの1970 年代以降の現代作品に焦点を当て、その創作活動における革新性、現代性、 独自性を、過去に制作した歴史的作品とともに展示する、世界でも初めての試みとなっている。

「時間」をテーマに、「色と素材のトランスフォーメーション」「フォルムとデザイン」「ユニヴァーサルな好奇心」という3つの章で、カルティエのイノヴェーションに満ちたデザインの世界を探求。

© Hiroshi SugimotoCourtesy of N.M.R.L.

■カルティエの「時」

時間を経て生成され奇跡的に見出された宝石と、世界各地の文化や自然物など万物から着想を得たデザインが、卓越した職人技術によって結実したカルティエの宝飾。それは世界の縮図であり、地球や文明との時空を超えた対話であるといえる。

各時代に呼応したタイムレスなデザインを常に生み出し続けているカルティエの、連綿と流れる「時」の断面を見ることができる。

また、会場構成を手がけるのは新素材研究所/杉本博司+榊田倫之。「旧素材こそ最も新しい」という理念のもと、伝統的な職人の技術と最新技術とを融合させ、現代的なディテールで仕上げる彼らのデザインが、「時」を意識し回遊する展示空間を創出し、新たな鑑賞体験を提示してくれる。

普段は目に触れることができない、世界各国の個人所蔵作品を数多く見ることができる、とても貴重な機会だ。ぜひ足を運んでみたい。

■Cartier, Crystallization of Time「カルティエ、時の結晶」
会期:2019年10月2日(水)–12月16日(月)
休館日:毎週火曜日[ただし10月22日(火・祝)は開館、10月23日(水)は休館]

会場:国立新美術館 企画展示室2E
観覧料:当日一般 1,600円(税込)
URL:http://Cartier2019.exhn.jp

(Takako.S)