2020年を前に、さまざまなコンセプトの宿泊施設がオープンしている東京。
この度新たに、お茶・映画・旅の3つの要素が集約した宿泊施設、泊まれるシアター「Theater Zzz」(シアターズィー)がオープンした。
ちょっと趣向をかえたお出かけ時にいかだろう。
「Theater Zzz」の特徴は主に4つ。
①くつろぎのシアター×テントホステル空間
「Theater Zzz」では、シアターイベント企画をプロデュースする「Do it Theater」とタッグを組んで、“交流”をテーマにした英語字幕での日本映画を上映。
ゆったりとしたくつろぎの空間で映画と楽しむことができる上、夜はそのままシアタースペースにテントを張り、宿泊が可能だ。
朝には「ものがたり食堂」プロデュースの朝食メニューも楽しむことができ、到着から出発まで、都心にいながら非日常を楽しむことができる。
今後はゲストを呼んでの上映会のほか、スポーツイベントや落語、ヨガ、伝統工芸ワークショップなどさまざまなイベントも開催する予定だ。
■今後のイベントスケジュール
・CINEMA TEAPARTEA・・・9/28(土)開催予定 入場料¥1,000(ドリンク代別)
第一弾上映作品はウェス・アンダーソン監督作品『犬ヶ島』
お茶×映画をコンセプトに、作品をイメージしたドリンクやフードを用意し、作品ファン・宿泊ゲスト・地域住民が映画鑑賞後に交流することができる特別な映画お茶会。
・Inclusive Theater・・・・9/17(火)開催予定 入場料無料(ドリンク代別)
第一弾上映作品は鬼才・川島雄三監督の代表作『幕末太陽傳』
世界的に評価の高い名作邦画を英語などの外国語字幕での上映する企画。海外からのゲストや地域住民、子供から大人までインクルーシブに楽しめる上映会
②お茶にこだわる創造型茶屋「CHASURU」
ティーエッセイスト・日本茶アーティストの茂木 雅世がお茶の選定及びオリジナルレシピ開発監修する「CHASURU」。
宿泊施設と一体となっており、視覚で楽しめるドリンクや、一人一人の気分に合わせたブレンドティーを自らが選び、組み合わせ、お茶を入れるという特徴的なお茶「SUKICHA」や三角フラスコで楽しむタピオカドリンクなどを販売する。
夜はお茶カクテルなど健康に配慮した独自のお酒メニューを提供。宿泊ゲストと地域の方々が隔たりなくコミュニケーションできる場を提供する。
③屋外劇場にヒントを得た空間設計
本施設は、元々印刷工場だった倉庫を、シアターの起源である屋外劇場の形状を活かした開放的な空間は都会のオアシスのよう。
館内には会議室もあり、テント一つ一つを固定のコワーキングスペースとして利用できるプランも今後用意する予定だ。
また、宿泊ゲストに貸し出すパジャマや寝袋、オリジナルグッズであるトートバッグやTシャツ、館内のロゴデザインなどは全て自社で一からデザイン・パターン・製造管理を担当し、トータルでの空間デザインを統一。
訪れたゲストが到着から出発まで非日常を体験できる。
④自宅では味わえない映像・音響環境
映像・音響環境は同じく東東京に拠点を構えるオンキヨーデジタルソリューションズ株式会社がインストールを担当。
5,000ルーメンの高輝度4K HDR レーザープロジェクター と7.1chサラウンドのスピーカーで構成。Ultra HD Blu-ray / Blu-ray / DVDの再生の他、HDMI外部入力端子もあるため、PCやスマートフォンなどの持ち込み機材の再生も可能だ。
マイク・ミキサーも完備しているため、イベントやワークショップ、試写会などの利用も可能な環境となっている。
アウトドア気分で宿泊ができるユニークな「Theater Zzz」の今後の展開に注目したい。
Theater Zzz
(Yuko Ogawa)