ロボット開発の技術が進歩し、今ロボットは産業や接客業といった企業向けとしてだけでなく、個人や家庭向けとしてもシェアを広げている。
そんな中、パーソナルロボットの市場は、現在“試行錯誤段階”と言ってもいいだろう。
「このうえなく優しい情報端末をつくる」ことを目指す株式会社Yokiは、クラウドファンディングサイトCAMPFIRE(キャンプファイヤー)で開発中のロボット、HACO(ハコ)のファンクラブを開始した。
代表を務めるのは18歳の若き起業家
株式会社Yokiは、18歳の東出風馬氏が創業者として代表取締役を務めるスタートアップ。
「届けて喜べるものをつくる」「このうえなく優しい情報端末をつくる」「AIやIoTが普及したときにもっともユーザーフレンドリとなる情報端末をつくる」という3つを目標に、人を幸せにするロボット開発を進めている。
安価でオープンソースなロボット「HACO」
同社は、既存のロボットが高価であり、クローズド製品で完成されすぎているという点に着目。
こうしたことがロボットの普及を妨げる原因になっていると考えた。
そこで生まれたアイデアが、現在開発中のロボット「HACO」だ。
HACOは、3万円ほどと安価で購入の敷居が低いことが特徴。
またソフトウェア、ハードウェアの設計データはすべてオープンソースでカスタマイズ性が高い設計にすることで、ユーザーが 必要な機能を追加していけることを目指す。
HACOは、メインコンピューターにRaspberry Piを搭載。
OSはLinuxベースのRaspbian。
外装には、レーザーカットされたパーツを使い、モーターなどのパーツは、個人でも簡単に少ない数から入手できるものを採用する。
人とロボットとの距離感をグンと近づける、注目のプロダクトだ。
先月末からCAMPFIREでファンクラブがスタートし、今後は2018年春頃にCAMPFIRE HACO限定販売クラウドファンディング開始、夏頃から一般販売開始という予定。