今や、「世界のキタノ」として、世界的な映画監督としての知名度が極めて高い『北野 武』。
しかし、彼がどんなに素晴らしい作品を世に送り続けようとも、“自分にとっては永遠のビート たけし”そういう人も少なくないはずだ。
1986年にファミコン用ゲームソフトとして誕生した『たけしの挑戦状』がスマートフォン・タブレット向けアプリとして配信を開始し、話題である。
31年の時を経て今なお、“伝説のクソゲー”と語り継がれている『たけしの挑戦状』は、サラリーマンである主人公が宝探しの冒険をするというアクションアドベンチャーゲーム。
「常識があぶない。」のキャッチコピーを体現するかのような理不尽な内容とクリア難易度の高さが“伝説のクソゲー”の言葉を生み出した。
そして、31年の時を経て、“はじめて”実現することがある。それは、『たけしの挑戦状』の公式グッズの発売だ。
マイクロファイバータオルにはゲームオーバー時の葬式画面のグラフィックを採用し、『たけしの挑戦状』のシュールな世界観をそのまま表現している。
どちらもファン必携のグッズだ。いや、ファンでなくてもこの斬新なデザインには魅了されるだろう。
グッズは今秋発売予定だが、発売日・販路等は、「タイトー クラシックス」公式サイト(https://www.taito.co.jp/classics)で発表とのことなので、こまめにチェックしたい。
ところで、前出の伝説のクソゲー『たけしの挑戦状』だが、1986年発売のソフトに新たな要素がふたつほど加わっている。
新要素① 「あめりか」ステージ
今作では、新成田空港から「あめりか」ステージへ旅立つ。「あめりか」ではブロードウェイや、多くのセレブや有名人が住む(?)タワーなど「あめりか」らしい場所が登場。新曲も加わり、ファミコン風8bitサウンドの新BGMが楽しめる。
ゲーム本編の進行には関係ない寄り道要素だが、タワーの最上階まで上ると会える人に期待したい。
新要素② 「ひんたぼ語検定」
ゲーム内に登場する南の島『ひんたぼ島』の住民が話す言葉「ひんたぼ語」は、日本語として解読するには特殊な変換が必要。
この「ひんたぼ語検定」が組み込まれている。検定を受けることで、ひんたぼ語力が1級から10級で認定、結果がSNSでシェアすることができる。
新旧のゲームならではの、風情を楽しむのも悪くない。「世界のキタノ」、いや、「ビート たけし」の世界観に是非、挑戦してみてほしい。
【たけしの挑戦状 製品情報】
公式サイト:https://www.taito.co.jp/classics
(Y.FUKADA)