ここ数年、糖質オフや糖質制限ダイエットが流行り、すっかり白米が悪者になっているが、「白米は3食で2合食べる」というのは、「我慢しないで痩せる食べ方」を提案し、自らも実践中の柏原ゆきよさん。
「ダイエットというといかにカロリーを抑えるかという話になりがちですが、楽しく食べながら痩せるために必要なのは、カロリーを減らす食事ではなく、摂取したカロリーをしっかり燃やせる体。そのためには三大栄養素のなかで最も燃えやすく、代謝のためのエネルギーとなりやすい炭水化物をきちんと摂ることが重要です」(柏原さん)
最近では、ダイエットの敵として、真っ先にあげられる炭水化物だが、「炭水化物を減らすと体が代謝しにくくなり太りやすい体になってしまいます。炭水化物のなかでも主食にすべきは断然お米です。食べても太らないためには脂質を抑えることが大切なのですが、パンやパスタなどの小麦は脂質が多め。その点、お米には脂質がほとんどありません」とも。
柏原さんのダイエット法は、1日3食の献立をごはんと味噌汁中心に変えるだけというもの。ストイックな食事制限をするわけでも、がむしゃらに運動をするわけでもなく、日本人に合った誰でも続けられる簡単なメソッドだ。今回発売された著書では、飲みすぎたとき、どうしても間食したいとき、たくさん食べたい旅行のとき、朝食欲がない、深夜にラーメンを食べたいなど、シーン別の食べ方の解説も充実している。
効果にはもちろん個人差があるが、リバウンドを繰り返してきた人、ストイックなダイエットに疲れた人、痩せたら不健康だと言われた人に、ぜひ一読をおすすめしたい。
『食べて飲んでおなかからやせる』1,490円(税込)
https://kanki-pub.co.jp/pub/book/details/9784761272678