レディー・ガガさんに愛された靴も!富山の酒造やビール醸造所で公開中の舘鼻則孝氏のアート

10月20日(日)まで開催中の北陸工芸・アートの祭典「GO FOR KOGEI 2024」では、舘鼻則孝(たてはな のりたか)氏による大型アートワークが限定公開されている。

会場は、銘酒「満寿泉」で知られる老舗酒造と、クラフトビール醸造所の「KOBO Brew Pub(コボ ブリューパブ)」の2箇所だ。

歴史ある会場を舞台に、現代アートや工芸が融合する。

北陸の工芸・アートの祭典「GO FOR KOGEI」

「GO FOR KOGEI」は、東京藝術大学名誉教授の秋元雄史氏が総合監修・キュレーターを務め、北陸を舞台に開催している工芸・アートの祭典だ。

今年は「くらしと工芸、アートにおける哲学的なもの」をテーマに作家が選出された。

現在、富山県・富山市の岩瀬と石川県・金沢市の東山を舞台に開催中。素材、技法、用途、表現といった近代工芸の特徴に着目し、多様な工芸と隣接するアートを紹介している。

老舗酒造に展示されている巨大アートとシューズ

舘鼻則孝氏は東京都生まれ、東京藝術大学美術学部工芸科染織専攻を卒業。遊女に関する文化研究とともに、友禅染を用いた着物や下駄の制作を行う。

富山市の岩瀬に位置する「桝田酒造店」には、そんな舘鼻氏の2つのアート作品が展示されている。

豊穣への願いも込められた巨大なアート

大正元年に建てられた同酒造の酒造場の床面に描かれているのは、『Descending Painting(ディセンディング ペインティング)』だ。

「稲妻」と「雲」が象徴的に描かれた、舘鼻氏の代表的な絵画作品シリーズで、「稲妻」は同酒造店のシンボルでもある「龍」を隠喩しており、豊穣への願いが込められた絵図でもある。

2024 / Acrylic emulsion paint

2024 / Acrylic emulsion paint

レディー・ガガに愛用されたシューズ

舘鼻氏の代表作として知られている『Heel-less Shoes(ヒールレス シューズ)』は、同酒造の大きなタンクに囲まれた空間の中に陳列されている。

同作品は、江戸時代の花魁が履く高下駄から着想を得て制作されたもので、米国歌手のレディー・ガガさんに愛用されたことでも世界的に知られている。舘鼻氏は彼女の専属シューメイカーとして、約2年間で25足以上の作品を提供した。

2018-2023 / Dyed cowhide, pig suede, glass crystal, metal fastener

2018-2023 / Dyed cowhide, pig suede, glass crystal, metal fastener

クラフトビール醸造所に展示された新作アート

「桝田酒造店」と同じ岩瀬エリアに位置する「KOBO Brew Pub」には、新作絵画『Descending Painting “Unryu-zu”』を展示中だ。

同醸造所は、国登録有形文化財の「旧馬場家住宅」の米蔵を改装してオープン。

そんな歴史ある空間に展示されている同作品は、横幅6mの大きなアートで、「桝田酒造店」に描いた床面絵画と同様の主題で創作されている。

2024 / Acrylic on canvas mounted on panel

2024 / Acrylic on canvas mounted on panel

富山でアートな体験をしてみては。

GO FOR KOGEI 2024
開催期間:開催中〜10月20日(日)まで
会場&所在地:「桝田酒造店 満寿泉」富山県富山市東岩瀬町269、「KOBO Brew Pub」富山県富山市岩瀬大町107-2
開催時間:10:00~16:30
公式サイト:https://goforkogei.com

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000038054.html

(田原昌)

画像:©NORITAKA TATEHANA K.K., Photo by GION