二見書房から『鄙(ひな)び旅 鄙び宿 心に沁みる大人の日本旅情』が発売された。同書は、日本各地に点在する「鄙びた」雰囲気の残る宿に実際に泊まり、その旅の記録と宿の雰囲気を伝える大人の旅ガイドだ。
特に忙しい日々を過ごす人には、眺めるだけでも癒しの時間となるであろう旅情を感じる宿の写真。日本ならではの鄙びた宿・旅の醍醐味を味わってみよう。
いい場所、いい風呂、いい宿。さあ、旅に出よう
長い歴史のある温泉宿、山中の情緒深い湯治場、かつて遊郭だった旅館など、北海道から九州まで、琴線に触れる鄙び宿40軒を厳選して紹介する。
同書はB5判の128ページで、価格は税別2,100円。
日本全国の多種多様な鄙び宿を一挙紹介
同書は、日本各地に点在する「鄙びた」雰囲気の残る宿に実際に泊まり、旅の記録と宿の雰囲気を伝える大人の旅ガイド、紀行文だ。
歴史深い温泉宿、現実とは思えぬ妖しい光景の広がる温泉町、山の中の湯治場、古くは遊廓だった旅館など、日本全国の多種多様な鄙び宿を一挙紹介する。
群馬県みなかみ町「法師温泉 長寿館」
「法師温泉 長寿館」は、雪深い群馬県と新潟県境の沢沿いにある温泉宿。昔は湯治場だったが現在は高級旅館となっている。
古の湯治場の雰囲気を残す混浴の法師乃湯が素晴らしい。
長野県山ノ内町「金具屋」
温泉旅館「金具屋」は、千と千尋の神隠しのモデルになった旅館の一つ。木造旅館としては破格の規模と美しさを残す、おそらく国内最強格の鄙び旅館である。
高知県室戸市「岬観光ホテル」
「岬観光ホテル」は、元は昭和期に建てられた別荘であったものが所有者を転々としつつ今に至る。窓からは太平洋、朝日、夕陽、満天の星空が見られる、地球を体感する宿である。
著者「道民の人(どうみんのひと)」氏
紀行写真家・ライターである「道民の人」氏は、北海道南部半島出身。故郷である北海道の衰退を肌で感じたこと、さらに廃墟に惹かれたことから2010年頃より活動を始め、現在に至る。
全国を旅しながら各地の風土、伝承、暮らしの様子や生活する人々の姿、廃墟や鄙びた風景を記録する活動を続けている。
主な著作に、紀行写真集『ひなび旅ひなび宿』『日本の廃醫院』シリーズ、集成写真集『誰か晩夏を知らないか』などがある。いずれも著者の小部数自主出版物でAmazonのみでの販売ながら、『ひなび旅ひなび宿』は発売1ヵ月で増刷した実績を持つ。
多忙な仕事が一段落したら、ゆっくりと寛げる旅に出かけてみよう。
二見書房公式サイト:https://www.futami.co.jp/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000186.000083062.html
(MOCA.O)