東京発「made in Japan」品質で90年にわたってマネキン制作を手がけてきたトーマネ社。日本人形の制作をルーツに持ち、人体造形に関して高い技術力を誇る。
これまでも店舗デザインなどで実績を残してきたが、このたび個人のアートファンに向けてインテリアアートブランド「EDOMAE(エドマエ)」を立ち上げ。自社ECサイト「EDOMAE online shop」にて作品の販売を開始した。
ユーモアを重視するコミカルな世界観「EDOMAE」
ブランドコンセプトは“まじめにふざける”。EDOMAEでは「ユーモア」は人生においてもっとも大切なスパイスだと考える。
高度な人体造形技術により、ヒトのコミカルな一瞬の動きを切り取り、ちょっと笑える世界観を表現。親しみやすいそのフォルムは、見る人の楽しみ方・感じ方を無限に広げる。
また、背景にはマネキン作家のクリエイティビティ向上のねらいもあるという。
マネキン制作にはマネキン作家が必要だが、国内では作家が減少。作り手が減り、マネキンから個性がなくなると、衣装を美しくディスプレイできる機会が失われる。
店頭で製品の差別化をはかる要因が価格に集中し、価格競争が起こることで業界全体として不健全な状態に陥ることをトーマネは危惧する。
これまでもマネキン制作にとどまらず空間演出業を事業としてきたが、EDOMAEは部門やキャリアに関係なくあらゆる職種が一丸となって“ものづくり”を行い、デザイナー集団としての働き方を体現する挑戦的なプロジェクトとなっている。
誰も見たことのない「BANANA」シリーズ
今回発表したのは「BANANA」というシリーズ作品。ハンギング型で天井や壁から吊り下げる形でディスプレイする。全4種類からなり、エディションナンバー付きの数量限定生産だ。
表現されたのは「バナナで転ぶ」というユニークなシチュエーション。誰しも見たことがありそうで、実際には見たことのないシーンを緻密な人体造形で立体化し、シュールなユーモアを表現した作品となっている。展示には3キロほどの荷重に耐えられる壁またはピクチャーレールを必要とする。
販売するECサイト「EDOMAE online shop」では、頭にちょんまげのように海老天を乗せたユーモラスなEDOMAEのキャラクターがユーザーを迎える。
今後も新シリーズを年数回程度リリースし、順次アイテムラインナップを拡大していく予定だという。
確かな技術で裏打ちされながら、くすりと笑えるポップでコミカルな現代アート。自宅のアクセントにいかがだろうか。
EDOMAE online shop:https://edomae.tokyo
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000092224.html
(SAYA)
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