災害時の避難所や日常のテレワーク室などとして活用できる避難用シェルターハウス「家族の守り箱」

「北欧ホームズ」から、避難用シェルターハウス「家族の守り箱」が、3月1日(金)に登場する。

同ハウスは、耐震等級3の高い安全性を有する小型プレキャストコンクリート建築で、災害時の避難所に最適。通常時は高断熱性能と防音性能を活かし、ホームシアター・テレワーク室などとして活用可能だ。

災害時でも安全な居住空間を確保する小さな空間

避難用シェルターハウス「家族の守り箱」は、地震などの災害時でも安全な居住空間を確保できる、コンパクトなプレキャストコンクリート建築。

災害に極めて強い壁式コンクリート造の建物を、工場で作ったコンクリートパネルを組み立てることにより構築。地震で母屋が倒壊しても、本人と同居する人々が過ごせる小さな空間を確保することができる。

災害時はもちろん、通常時も様々な方法で利用可能

「家族の守り箱」は災害時の避難所だけでなく、通常時は、ワーキングスペース・ホームシアター・楽器演奏スペースなどの趣味部屋や、店舗・ゲストルームとしての活用が可能だ。

災害時は、プライベート避難スペースのほか、緊急防災用品置き場・データ保管場所などとして大きな役割を果たすだろう。

開発へのきっかけは元日に発生した能登半島地震

「北欧ホームズ」ブランドが、「家族の守り箱」の開発に踏み切ったのは、今年の元日に発生した能登半島地震がきっかけだった。被災地においては、被災者のプライバシーを確保する安全な避難所の必要性を痛切に感じ、プレキャストコンクリート技術を活用し、安全でプライベートな空間を提供する家庭内避難所を目指して開発を行った。

同シェルターハウスは、2.5m×4m・10平方メートルのコンパクトな建築の中に、キッチン・トイレ・シャワールームを入れ込んだ、まるでおもちゃ箱のようなレイアウト。ソファーベッドには、2名就寝することができる。

グレーがコンクリートの構造で、それを取り巻くピンク色の層が断熱材。もし、インフラが止まっても、暑さ寒さを凌ぐことが可能だ。

北欧スタイルで構築するので、北欧製トリプルガラスの木製窓が、冷気・熱気を防ぐとともに、コンパクトな空間を和ませる。

優れた耐震性能と施工性で大地震でも強靭さを証明

壁式プレキャストコンクリート構造を採用し、工場で製造されたコンクリートパネルを現地で組み立てる「家族の守り箱」の工法は、迅速な施工と高品質が特長だ。

この構造は災害に対する強靭さが証明されており、過去の大きな地震においても、ほとんどの建物が無被害または軽微な損傷で済んでいる。

ちなみに、過去の大地震の実績として、熊本地震では調査された建物の99.9%、東日本大震災では97.9%、阪神淡路大震災では98.8%が健全性を維持したとのこと。

「家族の守り箱」の販売エリアは全国。製造・施工・販売を行う代理店を募集しているが、ユーザーへの直接販売も行い、大分県については「北欧ホームズ」を展開するコンクレタス社が販売・施工を行う。

地震大国といわれる日本では、いつ大地震にみまわれるか分からない。そんな現状の中で「家族の守り箱」は、大きな役目を果たすに違いない。

避難用シェルターハウス「家族の守り箱」
価格:オールインモデル590万、セレクトモデル530万円~560万円、ベーシックモデル490万円
公式サイト:https://concretus.jp/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000041900.html

(高野晃彰)

※価格は、2月時点での大分県内での価格。税別・輸送費・諸経費別途
※家具は別売りとなる