バー「お酒の美術館」では、オリジナルウイスキー「ブレンデッドジャパニーズウイスキー龍流(RYURYU)」の提供と販売を、12月13日(水)から開始した。
同商品は、広島県の「サクラオブルワリーアンドディスティラリー」と初めてのコラボ商品となる。その構成する原酒の全てが単一の蒸留所でつくられた、世界的にも珍しいブレンデッドウイスキーに注目したい。
バー「お酒の美術館」オリジナルウイスキー第3弾
同店では、ゲストに日本の企業が手掛ける本格的なウイスキーを味わってほしいとの考えから、通常の酒類ラインナップに加え、2022年よりプライベートブランド商品を展開している。
第3弾となる「龍流」は、豊かな自然と悠久の歴史の息吹を感じる瀬戸内の敷地に建つ「SAKURAO蒸留所」で蒸留されたもの。瀬戸内海沿いの「桜尾」、山間の「戸河内」で熟成されたノンピートモルト原酒とピーテッドモルト原酒に、同蒸留所独自の設備でつくられるグレーン原酒をブレンドしたジャパニーズウイスキーとなる。
原酒の選定とブレンドは、これまでのプライベートブランド商品と同じく、ウイスキー愛好家であり数々のリリースを監修しているくりりん氏だ。
蒸留所の個性を感じるウイスキー
同商品は、モルト、グレーン、いずれの原酒も熟成期間は3年以上であり、バーボン樽とミズナラ樽で熟成された原酒をブレンドの軸に構成。スモーキーでフルティーなモルト原酒に、ふくよかでエステリー、ボリュームのある味わいの同蒸留所のグレーンが交わり、ブレンデッドウイスキーながら蒸留所の個性がしっかりと感じられる。
蜂蜜のような甘みに、華やかな香りとピートの香りが広がり、スパイシーな味わいが調和しているウイスキーだ。
グレーンウイスキーも造る「SAKURAO蒸留所」
サクラオブルワリーアンドディスティラリーは、前身である中国醸造が1918年に創業。ウイスキー事業は1920年に製造免許を取得しており、100年以上の歴史を持つ老舗の総合酒類メーカーだ。
ウイスキーについては、代表の白井浩一郎氏がいちからノウハウを手にいれるために本場の蒸留所を訪問するなどし、洋酒の文化、歴史、価値観について学んできた。そしてウイスキー、スビリッツづくりをする意義、市場に貢献できる役割を考えながら、求めるクオリティを形にしてきた。
自社でのウイスキー蒸留は休止期間も挟むが、創業100周年事業として「SAKURAO DISTILLERY」を2017年に設立し、2019年にはグレーンウイスキーの蒸留設備も導入した。
2023年には、スタンダード品としてリリースしている「ブレンデッドウイスキー戸河内」4種を全て、「ジャパニーズウイスキーの表示に関する基準」で定められた条件に合致するものとし、ジャパニーズウイスキー表記の製品にリニューアル。それは、国産グレーン原酒の調達が難しい日本のクラフトウイスキーメーカーとしては、他社に先行する取り組みとなる。
今回リリースされる「龍流」は、その「ブレンデッドジャパニーズウイスキー戸河内」の兄弟とも言える銘柄であり、同蒸留所の魂と、愛好家のアレンジが加わった意欲作だ。
同商品は、バー「お酒の美術館」でのみ取り扱う。ウイスキー愛好家が愛好家の視点でブレンドした、至高のウイスキーを楽しみたい。
ブレンデッドジャパニーズウイスキー龍流
容量:700ml
アルコール分:43%
ボトリング本数:1,990本
「お酒の美術館」公式サイト:https://osakeno-museum.com/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000041825.html
(田原昌)