北海道函館初のウイスキー蒸留所が誕生!北海道産大麦のみを主原料とした国産グレーンウイスキーを製造

ウイスキーボトラー会社・ビハインド ザ カスク(BEHIND THE CASK)が、ワイン醸造所移転跡地を引き継ぎ、北海道函館初のウイスキー蒸留所・ディ・トリッパー蒸留所(Di Tripper Distillery)を稼働した。

同蒸留所は、今年11月にウイスキー製造免許を取得し、道産大麦のみを主原料とした国産ウイスキーを製造する。

北海道産モルト原料のグレーンウイスキーを製造

北海道函館市で、ウイスキーのオリジナル輸入商品を展開するビハインド ザ カスク。同社は、道南自然派ワインのパイオニアとして知られる日本ワイン製造会社の旧醸造所を引き継ぎ、函館市元町に国産モルト原料のグレーンウイスキーを製造する、ディ・トリッパー蒸留所を稼働した。

同蒸留所は、1854年、ペリー提督が黒船で箱館に来航した際の遠征記に英語で記述された地名「Hakodadi(はこだでぃ)」の「Di」を取り、函館への渡航者・旅人・西洋と東洋のつながり。そして、過去・現在・未来へとつなげる思いを込めて名付けられたという。

ウイスキーの製造に用いる主原料は、北海道産の二条大麦から加工されたモルトの大麦麦芽のみを使用。契約農家から買い付ける二条大麦「りょうふう」は、ワインのように収穫年をヴィンテージ化、ウイスキーを工業製品ではなく農作物にしたいという概念を取り入れる。

ディ・トリッパー蒸留所には、コンクリートで製造された卵型の発酵タンク・ウォッシュバック、次世代ハイブリッド蒸留機 iStill(アイスチル)、ヨーロッパから直接仕入れる熟成用の100Lシェリー樽などのこだわりの設備が揃う。

製造は国内数カ所のウイスキー蒸留所で蒸留技師として勤めた技術者が担当、スコッチスタイルの本格的なウイスキーを製造する。

生産開始は、今年12月で、日本ウイスキー史100年に合わせた。世界的にも稀な1年熟成とし、早ければ来年12月にフラッグシップ商品の販売を開始するという。

また、ニューメイクスピリッツ・HARVEST-22のラベルは、函館出身のアーチスト・グレイのテストバンドのヴォーカリストが描き下ろす。12月1日(金)から、支援を募るクラウドファンディング・CAMPFIREでは、このラベルを使用した商品が支援のリターン商品となる。

さらに、クラウドファンディングでは、樽買い権利のオーナーズカスクもリターン商品に用意。樽オーナーとしてディ・トリッパーのウイスキー原酒を購入、熟成後にボトリングされ手元に送られる。

函館のウイスキーブランドが挑戦する、道産大麦モルト100%の小さなウイスキー蒸留所の気概を感じ取り、クラウドファンディングで応援してみたらいかがだろう。

ディ・トリッパー蒸留所
所在地:北海道函館市元町31-20
公式サイト:https://ditripper.com
CAMPFIREサイト: https://camp-fire.jp/projects/view/692195?utm_campaign=cp_po_share_c_msg_mypage_projects_show

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000127634.html

(高野晃彰)