「鉄腕アトム」や「火の鳥」など、470項目の用語とコマ絵で手塚作品の魅力を紹介する『手塚治虫語辞典』

豊富な情報を元に、手塚治虫さんの魅力を解き明かす。

誠文堂新光社が、マンガ界の巨匠である手塚治虫さんにスポットライトを当てた辞典『手塚治虫語辞典』を12月6日(水)に発売する。

『手塚治虫語辞典』で“マンガの神様”の魅力を再発見

手塚治虫さんは「鉄腕アトム」や「火の鳥」、「リボンの騎士」に「ブラック・ジャック」など、数々の名作・人気作を世に送り出した“マンガの神様”として知られている。

『手塚治虫語辞典』は、手塚作品の魅力を再発見するための用語集。彼の生涯と主要作品、関連人物、人気キャラクターなどを、470項目にわたる用語とコマ絵とともに紹介する。

さらに、手塚作品や手法を深掘りした「手塚治虫の特異点」と題したコラムや、現代につながるテクノロジーなどに焦点をあてたコラム「手塚治虫の現代性」なども掲載。手塚治虫さんについて論じられることの多いトピックを網羅した。

巻末には、著者の竹内オサム氏と手塚治虫さんの長女・手塚るみ子氏の対談、そして綴じ込み冊子には「手塚治虫クロニクル」と題した「手塚と阪急沿線」「赤本マンガと雑誌連載」「劇画と悪書追放運動」「アニメーション制作」などの見出しから成る年代記を収録している。

手塚治虫さんのファンはもちろん、マンガ・アニメ好きやクリエイターも必読の一冊だ。

手塚治虫作品に精通した著者の最新書籍

著者の竹内オサム氏とはどのような人物なのかについても紹介したい。

竹内氏は、1951年に大阪で生まれた、同志社大学名誉教授兼マンガ研究家。

児童文化とマンガの研究、とりわけ手塚治虫さんのマンガ研究を専門としており、著書に『手塚治虫論』(平凡社/1992)、『手塚治虫――アーチストになるな』(ミネルヴァ書房/2008)、『手塚治虫は「ジャングル大帝」にどんな思いを込めたのか―「ストーリーマンガ」の展開』(ミネルヴァ書房/2021)などがある。

今回の辞典においても、その研究の成果や情報の厚みを垣間見ることができそうだ。

手塚治虫語辞典
定価:2,200円(税込)
仕様:A5判/274ページ
書籍紹介ページ:https://www.seibundo-shinkosha.net/book/general/84148/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001521.000012109.html

(IKKI)

©Tezuka Productions