【2023年春夏】足元を涼しげに演出。大人男性に似合う機能的な新作サンダル5選

夏ファッションに欠かせないものと言えば“サンダル”。足元から涼が取れるだけでなく、コーディネートに程よい抜け感を作ってくれる優秀アイテムだ。

今回は大人男性にぴったりの、上品な印象を演出できるサンダルをピックアップして紹介する。

今年の夏は、こだわりのサンダルをファッションに取り入れてみては。

目次
トレンディなルイ・ヴィトンのオーバーサイズスリッポン
雪駄とサンダルを掛け合わせたハイブリッド雪駄
ベイクルーズ×サンダルマンの上品な別注サンダル
マナスタッシュ×benchの新作コラボ“ベンサン”
「ディオール」と「ビルケンシュトック」のコラボミュール

トレンディなルイ・ヴィトンのオーバーサイズスリッポン

ラグジュアリーブランド「LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)」は今年4月、トレンドのオーバーサイズを取り入れたスリッポン「LV シャーク・ライン サンダル」を発売した。

©LOUIS VUITTON

©LOUIS VUITTON

同サンダルは柔軟性と弾力性のある「EVAラバー」でできている。「EVAラバー」は軽量かつ完全防水素材で、汚れたら洗濯も可能だ。インソールには、人間工学に基づいて設計された「アナトミックインソール」を採用し、快適な履き心地を実現。

フロントと背面には、メタルで象った「Vuitton」のシグネチャーロゴをあしらいアクセントに。

さらにモノグラム・フラワー モチーフで飾ったラバーアウトソールは、サンダルに遊び心を加えるだけでなく、グリップ力を上げる役割も果たしている。

デザイン・機能共に妥協のない、一流男性のためのサンダルと言えそうだ。

LV シャーク・ライン サンダル
価格:104,500円(税込)
商品ページ:https://jp.louisvuitton.com/jpn-jp/products/lv-shark-clog-nvprod4250067v/1ABSMW

雪駄とサンダルを掛け合わせたハイブリッド雪駄

今年5月、国産スニーカーブランド「blueover(ブルーオーバー)」と、カスタムオーダー雪駄(せった)ブランド「雪未踏(ゆきみとう)」がコラボレーション。

ブルーオーバーで使われている素材やパーツに、雪未踏の技術を用いて誕生した雪駄「marso(マルソー)」を発売した。

雪駄の鼻緒を取り付ける「天」と呼ばれる部分には、ブルーオーバーで使用しているサンダルの「底面ゲージ」を使用。

通常、「天」は小判のような形をしているが、同ゲージを使うことでサンダルのような佇まいとなっている。さらに足を入れた時の柔らかな履き心地を生み出すため、天の中に「低反発ウレタン」を挟み込んでいる点もポイントだ。

レザーは、表面がきめ細かく傷の少ないカーフ(子牛)レザーを使用。仕入れ先の検品基準や色ブレなどの理由でタンナーの倉庫で眠っていたレザーの中から、両ブランドが「品質基準を十分に満たしている」と判断したものを厳選しアップサイクルした。

なお、「マルソー」には、黄麻(こうま)の茎の繊維を使用し、より雪駄のイメージを強めた「ジュートモデル」もラインナップする。より和服馴染みが良いものを探している人は、あわせてチェックしてみては。

マルソー
価格:15,400円〜17,600円(税込)
商品ページ:https://blueover.jp/products/marso

ベイクルーズ×サンダルマンの上品な別注サンダル

ベイクルーズはこの夏、カリフォルニア州・ニューポートビーチで創業されたサンダルブランド「THE SANDALMAN(サンダルマン)」にアイテムを別注。全4型のサンダルを発売した。

サンダルマンのサンダルは全てオールハンドメイド製。同ブランドのサンダルは、ロゴやタグなども目立たず、質実剛健な雰囲気を持ちつつも端正で美しく、それでいて程よいボリュームがあるのが特徴。

加えて今回のコラボサンダルのうち2型は、油分が多く重量感のある風合いに、優れた耐久性が魅力であるホーウィン社の「クロムエクセルレザー」を使用しており、素材の面からもアップグレードが加えられている。

今回は、4型中の1つである「501 LATIGO」を紹介する。同商品は、アッパーにホーウィン社のクロムエクセルレザーを使用した一足。レザー製にもかかわらず優れた耐水性を備えている優秀アイテムだ。

トング*型を広めにとったデザインで、適度なホールド感があるのもポイント。雨の多い夏シーズンにも使いやすいサンダルだ。

上品な質感の革サンダルを求める人は同商品のチェックを。

501 LATIGO
価格:26,400円(税込)
商品ページ:https://baycrews.jp/item/detail/lechoppe/shoes/23093050200210?q_sclrcd=00

* 日本語でひもを意味する。サンダルの鼻緒部分

マナスタッシュ×benchの新作コラボ“ベンサン”

誰もが人生で一度は見て、そして履いたことがあるであろう、PVC素材でできた“ベンサン”—通称“便所サンダル”。

学校や病院など公共施設に多く置かれている印象だが、それはベンサンの高い堅牢性や抗菌機能、そしてサッと脱ぎ履きできる快適さがあってこそ。つまり、ベンサンは機能面において非常に優れたサンダルなのだ。

アメリカ・シアトル発のアウトドアスポーツブランド「MANASTASH(マナスタッシュ)」は今年5月、奈良を拠点に新しいベンサンを提案するファッションブランド「bench(ベンチ)」とコラボレーション。

アウトドアテイストのディティールを取り入れたベンサン「MANASTASH×BENSAN PARK SANDAL」を発売した。

同モデルはアッパーに牛革を使用しており、その上からウェービングテープ*を編み込んだユニークなデザイン。多機能カラビナをウェービングテープが付属しているので、バックやパンツのベルトループに取り付けて持ち運ぶことも可能。

携行性も相まって、サマーシーズンのレジャーで大活躍する予感だ。

MANASTASH×BENSAN PARK SANDAL
価格:11,000円(税込)
商品ページ:https://www.us-onlinestore.com/all/item/shoes/sandals/7923193001.html

* ゴムを繊維状に編んだもの。ソファー座面を支える衝撃吸収材の1つ

「ディオール」と「ビルケンシュトック」のコラボミュール

最後に紹介するのは「DIOR(ディオール)」が「BIRKENSTOCK(ビルケンシュトック)」と共に作り上げた「TOKIO(トキオ)」ミュール。

スエード素材に、パステルイエロー、カーキ、グリーンといった、今シーズンにおけるディオールのキーカラーを纏わせたハイセンスなコラボミュールだ。

デザインはもちろんのこと、機能性にもこだわりが。ディオール定番のサドルバッグをイメージしたアルミニウムバックルを採用することで歩きやすさをプラス。

さらにアウトソールには「ディオール オブリーク」モチーフと、ビルケンシュトック「ボーンズ」のグラデーションパターンを使用するなど、両ブランドのこだわりを詰め込んだ。

機能性と洗練さをあわせもった同商品を取り入れることで、コーデの印象をぐっと格上げできるだろう。

DIOR BY BIRKENSTOCK TOKIO ミュール
価格:156,200円(税込)
サンダル&スリッポン一覧ページ(DIOR公式オンラインストアより):https://www.dior.com/ja_jp/fashion/メンズファッション/シューズ/サンダル-スリッポン?available_online=true

いずれも、それぞれのブランドの強みや個性が際立つ逸品ばかり。ラグジュアリーなサンダルを夏コーデに取り入れて、大人の着こなしを楽しんでみては。

(IKKI)