テーマは「山」、福岡県の伝統工芸を活かしたプロダクト発売。昔からある道具の良さに光を当てる

ヤマップ社は、博多人形・八女提灯・八女福島仏壇の3種類の工芸の技術を生かしたプロダクトを、福岡・八女が拠点の地域文化商社「うなぎの寝床」、伝統工芸の商品開発やブランディングを多く手がける「TIMELESS」と共同開発した。

前述の3種は、福岡県の国指定伝統的工芸品7品目の中から選ばれたもの。あたたかみのあるこれらのアイテムは、6月27日(火)より「YAMAP」や「うなぎの寝床」のオンラインストア等で販売する。

昔からある道具の良さに注目する「山×ものづくり」プロジェクト

ヤマップ社は「日常にある道具を山と結びつけ、違う視点で昔からある道具の良さに光を当てる」をコンセプトに掲げ、福岡・八女市を拠点として、日本の地方にある魅力的な文化や産物を紹介する地域文化商社である「うなぎの寝床」とコラボレーションをしながら、これまでに「ヤマオウリョウキ」や「ヤマフロシキ」といったアイテムの開発や販売をおこなってきた。

2022年度にプロダクトの商品化に取り組み始めた同プロジェクトは、現在4種・7商品の発売開始に至っている。

オニペグ

「オニペグ」は、博多人形師・小副川太郎氏が造形した「オニ」の頭が頂部についたアルミ鋳物ペグだ。

博多人形を耐久性や機能性が求められる山道具にそのまま転用するのは難しいことから、博多人形師の卓越した造形力そのものに着目。異素材であるアルミ合金鋳物を採用し、軽量でありながら耐久性と機能性の両方を兼ね備えたプロダクト開発に挑戦した。

赤・青の2色を対でテントの前室部分に使うことで、厳しい自然の中で身体を守り休めるテント内との間に結界を張るという、本来博多人形が持っている「魔除け・縁起物」の伝統を取り入れた商品となっている。

ヤマニンギョウ クマ

「ヤマニンギョウ クマ」は、肉付きがよく丸々としたフォルムが特徴的なヒグマがモチーフの博多人形。博多人形の写実性を活かし、ヒグマの生態がリアルに表現された2ポーズが制作された。畏怖や憧れの存在でもあるクマが、愛らしい姿の人形で再現されている。

ヤマテーブル

「ヤマテーブル」は八女福島仏壇の分業技術のひとつである、木工技術によって開発されたミニテーブル。天板のデザインは、仏壇の引き出しの装飾部分をくり抜いた際の端材に着想を得ている。足の部分は分離可能なため持ち運びやすく、日々の暮らしにも馴染む山道具となっている。

見た目のデザイン性の高さはもちろん、実用性も抜群な3種類のプロダクトから目が離せない。

ヤマップ 公式サイト:https://yamap.com/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000179.000011352.html

(kyoko.)