【まとめ】夏のキャンプ飯がより楽しくなる調理器具特集。BBQグリルや燻製器などニューアイテムを紹介

アウトドアに適したシーズンがやってきた。キャンプやBBQなど外で調理を楽しむ機会が増えるこれからに向けて、アウトドアシーンの食をさらに充実させてくれる調理器具を紹介する。

グリルとオーブンを備えた機器や、4種類の燻製料理が作れる万能燻製器などをピックアップ。シーズン上売り切れることも珍しくないので、気になった人は早めにチェックを。

「TOKYO CRAFTS」万能鍋「マルポット」

「TOKYO CRAFTS」万能鍋「マルポット」

目次
上はグリル、下はオーブンの「アップダウングリル」
燻製や蒸し料理もできるマルポット&スチームプレート
ローテーブルにもなる!?万能BBQグリル「Gamp-BBQ」
冷燻もウォータースモークも作れる燻製器「SMOKER-X」
ポケットに入る極小BBQコンロ「タイニーグリルの奇跡」

上はグリル、下はオーブンの「アップダウングリル」

2022年秋、応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」で、目標金額700%超えを果たし話題になったポータブルオーブングリルがある。

それが、福岡の水門メーカー・乗富鉄工所が開発した「アップダウングリル」だ。

「アップダウングリル」は、グリル料理とオーブン料理が同時に楽しめる製品。上部では網をセットして定番のBBQや、ロストル*を置いてスキレット調理が可能。下の引き出しではオーブン調理ができる。

オーブン部分は350~400℃と、煉瓦造りのピザ窯並みの温度を実現。鉄板や耐熱皿も投入可能で、ピザやグラタンなど、さまざまな料理を作れる。

また、ウッドフレームにより表面の温度上昇が抑えられているため、ペットがいる場でも安心。

炭を燃料とするため、煙を気にせず庭やベランダでも使用できる。使う場を選ばない優秀ギアといえるだろう。

アップダウングリル
価格:129,800円(税込)
商品ページ:https://noritetsu.thebase.in/items/74422198

* コンロの上に置く鉄格子

燻製や蒸し料理もできるマルポット&スチームプレート

日本のキャンプギアブランド「TOKYO CRAFTS(トウキョウクラフト)」が今年2月に発売したのが、万能鍋の「マルポット」と、料理の幅を広げる「スチームプレート」。

「マルポット」は、とんがり帽子のような見た目が印象的な万能鍋だ。特殊な形状の蓋が、水も調味料も少ない分量でおいしい料理が作れる秘訣。蒸気を循環させることで野菜や肉の旨味や栄養素を凝縮し、素材本来のおいしさを引き出す。

「マルポット」

「マルポット」

オプションの「スチームプレート」を使えば、「煮込む」「焼く」「炒める」といった調理以外に、燻製調理や蒸し調理も可能なほか、湯切りなども可能だ。

「スチームプレート」

「スチームプレート」

スチームプレートとマルポットは“ものづくりの町”として有名な燕三条で製造されたステンレス製。頑丈で耐食性に優れており、錆びやニオイもつきにくい。

マルポットの重量は710gと超軽量なのも、キャンパーには嬉しいポイントだ。

2つのギアをセットで用意し、気分に合わせてさまざまな料理を楽しんでは。

マルポット
価格:7,980円(税込)
商品ページ:https://tokyocrafts.jp/products/products-030-mulpot

スチームプレート
価格:1,200円(税込)
商品ページ:https://tokyocrafts.jp/products/products-034-steamplate

ローテーブルにもなる!?万能BBQグリル「Gamp-BBQ」

日頃はローテーブルとして、そしてアウトドアではBBQグリルとして。

今年4月に「MODERN g(モダーン・ジー)」より発売された「Gamp-BBQ」は、オールマイティに活躍する優秀ギアだ。

アウトドアでは、網をつければ通常のBBQグリルとして使用可能。また網を外して炭をくべれば、焚き火や焼き芋なども楽しめる。

自宅に置く際は、付属の蓋を上から被せてローテーブル代わりに。アウトドアなテイストが活きた、独特な趣を空間に取り入れられる。

収納スペースに悩む人や、マルチに活躍するギアが欲しい人はチェックしてほしい。

Gamp-BBQ
価格:29,500円(税別)
商品ページ:https://modern-g.com/products/gamp-bbq

冷燻もウォータースモークも作れる燻製器「SMOKER-X」

調理器具ブランド「KIWAMIYA亭」では6月28日(水)まで、クラウドファンディング「GREEN FUNDING」にて万能燻製器「SMOKER-X」を販売している。

熱燻だけでなく温燻、冷燻、そしてウォータースモークも1台で調理可能な燻製器だ。

そもそも燻製料理とは、低温の燻製器の中で燻製チップによる不完全燃焼の煙を起こし、その煙で食材を包み込むことでできあがる。そうすることで水分が抜け、煙の香りと燻された食感、独特の旨味が生じる。

しかし従来の燻製器では、食材から落ちる水分が燻製チップにかかってしまうことで煙の質を変えてしまい、“純粋な煙”による燻製料理を作り出すことは難しかった。

「SMOKER-X」は、熱と煙を分離するため、本体を八角形に設計。そして受け皿とボディの四つ角の間に隙間を作ることにより、煙だけを上流に上げ、受け皿によって敷居を作り対流を起こす仕組みを実現した。

本格的な燻製を作りたいキャンパーは、こちらの製品をチェックしてほしい。

SMOKER-X
プロジェクトページ:https://greenfunding.jp/lab/projects/7332
※プロジェクトは6月28日(水)まで

ポケットに入る極小BBQコンロ「タイニーグリルの奇跡」

極力荷物を減らしたいソロキャンパーや登山愛好家、自転車キャンパーなどにおすすめなのが、キャンプブランド「鎌倉NaFro」が手がける、極小サイズのBBQコンロ「タイニーグリルの奇跡」。

同製品は、とにかく軽量かつ、ポケットに入るほどのコンパクトなサイズ感に仕上げている。

素材はアルミやステンレスと比べて軽く、かつ耐熱性に優れ変形しにくく丈夫な「純チタン」を採用。使い込むことにより生じる、色味の変化を楽しめるのも魅力だ。

これほどの軽さ、大きさになってくると、気になるのが質。しかし同製品は燕三条の熟練の職人達が、ミリ単位の狂いも許さないほどの高い技術で作りあげており、品質も申し分ない。

軽くてコンパクトで高品質な製品を求めるキャンパーは注目を。

タイニーグリルの奇跡
価格:10,980円(税込)
商品ページ:https://nafrocamp.com/collections/shop/products/tinygrill

いずれもキャンプ料理の楽しさの幅を広げてくれるアイテム。今年の夏に向けてギアの新調を考えている人は検討を。

(IKKI)