六本木の街を舞台にした一夜限りのアートの饗宴「六本木アートナイト2023」を5月27日（土）～28日（日）の2日間にわたり、4年ぶりのオールナイトで開催する。

本記事では同イベントについて詳しく説明したい。

六本木の街全域がフィールドの一夜限りのアートの饗宴

同イベントは、美術館をはじめとする文化施設、大型複合施設、商店街が集積する六本木の街全域をフィールドに、ペインティングやインスタレーション、音楽、パフォーマンス、映像、トークなどが行われる。

テーマは「都市のいきもの図鑑」

同イベントのメインプログラム・アーティストに栗林隆氏＋Cinema Caravan氏、鴻池朋子氏を迎え「都市のいきもの図鑑」をテーマに六本木の街をフィールドにさまざまな作品を展開。

自然界の大いなる営みや循環という視点から、都市に生きる命を想像することで意識していなかった多様な繋がりを感じられるプログラムとなっている。

ジャン・シュウ・ジャン氏の作品が展示

また、今年、台湾文化センターとの協力で、台湾アーティスト、ジャン・シュウ・ジャン（張徐展）氏の作品「熱帶複眼－動物故事系列－」が六本木ヒルズ ノースタワー前で展示される予定だ。

台湾で最も注目される現代アーティスト

張徐展の主なグループ展は、横浜トリエンナーレ2020、リヨン・ビエンナーレ2019など。

また、ドイツ銀行アーティスト・オブ・ザ・イヤー賞2021、金馬映画祭賞2022を受賞するなど、台湾で最も注目される現代アーティストの一人。

今回展示される同作品は、台湾の民族パレード「Yi Zhen」のための衣装や台湾の祭事用衣装、東南アジアに伝わるマメジカがワニを騙して川を渡る民話、各国のそれに類似した物語などが元になっており、半分が人間で半分がネズミや狐のシャーマンダンサーが登場。

同作品は、ハエの複眼で世界を視るように、異なる国の相互に関連する物語を同時に提示し、異なる立場で同じことを体験すること、固有の文化やアイデンティティについて考えさせ、普遍的な寓意体験とローカルな寓意体験のつながりなどを提示してくれる作品となっている。

ジャン・シュウ・ジャン氏の作品をチェックしに、オールナイトで開催される「六本木アートナイト2023」へ足を運んでみては。

六本木アートナイト2023
展示作品：熱帶複眼－動物故事系列－
開催期間：5月27日（土）～28日（日）
会場：六本木ヒルズ ノースタワー前
所在地：東京都港区六本木6丁目2−31
入場料：無料
詳細：https://www.roppongiartnight.com/2023/programs/16811#program_artist

PR TIMES：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000186.000042392.html

（角谷良平）

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